ブックマーク / book.asahi.com (35)

  • コラム別に読む : わたしのウチには、なんにもない。〈1・2〉 [著]ゆるりまい - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    vid 2014/04/10
  • コラム別に読む : ネコライオン [著]岩合光昭 - 大西若人(本社編集委員) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ネコとライオンが同じネコ科の仲間だってことは、たいていの人が知っている。でもよほど詳しくない限り、どこが似ていて、どこが違っているかを具体的に説明するのは難しい。そんなときは、この写真集を見れば一目瞭然だ。 科学の実験が典型的だけど、何かと何かを比較し分類する場合、他の要素はそろっている方がいい。猿から人間への進化を示す絵がみんな同じ姿勢なのも、比較しやすいからだろう。この写真集でも、ネコとラインが驚くほど同じ姿勢をとっている。まさに、比較と分類の極意。 子どもを口にくわえる時も決闘のポーズも、ジャンプの瞬間もあくびの顔も、さらに子どもが顔をそろえるさまも、両者は、よく似た格好で写っている。 その結果、開けた口の形はほとんど同じだ、とか、体のフォルムはライオンがいかついなあ、などと細部の類似性と相違点に気づくことになる。ちなみに東京都写真美術館では10月20日まで、ほぼ同内容の展覧会が開か

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    vid 2013/09/20
    目の比率がライオンの方が小さいのか。相対的な大きさは上だろうが。
  • 本の記事 : 「自炊」代行に業界ルール データ流出防止を義務付け | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    【赤田康和】作家や出版社の一部に敵視されている状況を解消したいと、紙のを裁断・スキャンして電子書籍化する「自炊」の代行業大手ブックスキャン(社・東京)は、データ流出防止などを代行業者に義務づける業界ルールをつくる方針を固めた。同業3社と15日、ルールの検討をする業界団体の準備会も設立する。 データ管理を徹底し、「が売れなくなる」という作家ら著作権者の批判を解消する狙い。(1)届けられた紙のをスキャン後に溶解処分(2)電子化したファイルを代行業者が使い回さない(3)納品後にネット上に流されないようユーザー情報をファイルに埋め込む、ことなどを代行業者に義務づけることを検討する。 代行業者は現在30~40社という。来月中にも業界団体「日蔵書電子化事業者協会(仮称)」をつくって賛同を呼びかけ、統一ルール策定をめざす。著作権者の団体に自炊代行を正式に容認してもらえるよう、対価の支払いも検討

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    vid 2013/05/15
    「代行」が違法であろうことは最初から指摘されている。そういう意味では動きが遅いんだが、まぁ動いてること自体は評価。1冊限りの複製権使用に30円程度で~は高い気がする。
  • 本の記事 : 日中韓、歴史書づくり 学者ら、章を分担・互いに批評 - 吉沢龍彦 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    かつてアジアを侵略した日と、大きな苦しみを味わった中国韓国が、歴史認識を共有することは可能なのか。3国の歴史学者や教師らのグループがこの難しい課題に挑み、東アジア近現代の歴史書を共同で編集した。6年を費やして記述を統一。尖閣諸島や竹島の領有問題をめぐり歴史に関心が集まる中で今秋、刊行された。 グループは「日中韓3国共同歴史編纂(へんさん)委員会」。大日方(おびなた)純夫・早稲田大教授や笠原十九司(とくし)・都留文科大名誉教授ら3国から40人以上が参加した。 2006年に共同編集に合意。国別の分担を決め、原稿を互いに批評して修正する作業を続けた。国際会議を14回開き、メールも頻繁にやりとりした。日では『新しい東アジアの近現代史』上下2巻(各2625円)として日評論社から出版された。 大日方教授は日清戦争の時代を執筆。日がいつから朝鮮や中国への勢力拡張を目指したのかが大問題で、日

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    vid 2012/11/19
    「客観」を担保しているのが何かが大問題。
  • インタビュー : ラノベが売れるのは「面白いから」 アスキー・メディアワークス 塚田正晃社長 - 赤田康和 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「なぜ売れているのか、とよく聞かれますが、『面白いから』ということしかない。新しい書き手を発掘しつづけてきた。同時代的な書き手が同時代的な読者に向けて書き続けている。それがヒットの原動力」 今月15日に創立20周年を迎え、ライトノベルのシリーズ「電撃文庫」などが好調な出版社アスキー・メディアワークスの塚田正晃社長(51)がインタビューに応じ、こう語った。電撃文庫は中学高校生が読者の中心。「万人受けを狙わずにきたのが好調の要因。若い世代にターゲットを絞って20年やってきた」 10代に支持され続けてきた一方で、年を重ねた読者も離れなかった。「会社創立時に15歳だった読者が35歳。読者層に広がりが出てきた」。そこで、3年前、大人にも楽しめるものをと始めたのがメディアワークス文庫。『ビブリア古書堂の事件手帖(てちょう)』シリーズは計約300万部のベストセラーになった。 「若者中心だと50万、60万

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    vid 2012/11/06
  • 「踊ってはいけない国、日本」書評 人類的行為を抑圧する不均衡|好書好日

    踊ってはいけない国、日 風営法問題と過剰規制される社会 著者:磯部 涼 出版社:河出書房新社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 「無許可で客を踊らせ」た罪で摘発されるクラブ、違法ダウンロード刑罰化、生活保護受給バッシング、レバ刺し禁止、消えゆく歓楽街…。誰が誰の首を絞めているのか? 過剰規制されゆ… 踊ってはいけない国、日 風営法問題と過剰規制される社会 [編著]磯部涼 一般に風営法と呼ばれる法律によって、特にここ数年、大阪を中心としてクラブが摘発され続けている。主に若者を顧客として持ち、DJによる大音響での音楽再生によって踊りを楽しむ方のクラブだ。 これまでも“午前零時、条例によっては午前一時を過ぎて客を踊らせていた”罪での摘発はあったが、運用は比較的穏やかだった。それが今、どういうわけか一気に厳格化されつつある。 なぜ踊ってはいけないか。法の運用に恣意(しい)性はないか。表現の自由

    「踊ってはいけない国、日本」書評 人類的行為を抑圧する不均衡|好書好日
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    vid 2012/11/06
    なんでダンス関連は論点を意図的にずらすんですかね。
  • コラム別に読む : 日本、買います―消えていく日本の国土 [著]平野秀樹 - 曽根賢 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    土地を獲得してはチャラになるということを4千年も繰り返してきた中国人は「土地と水に恋して」きた。それに応えた我が国の売国ビジネスマンが、中国人や韓国人に日の国土を切り売りしている。全国の山林は国が把握している分だけでも、山手線内の半分強の面積が今や中国人などのものだし、農地、国境離島、軍用地までもが「幽霊地主」化され、中国韓国人の土地となっている。日人は済州島を買えないが、韓国人は対馬を買えるし、すでに買っている。それどころか彼ら外国人は、日全土を無制限に買えるのだ。なぜなら「外資規制が皆無」だから。 こんな国は世界でも日だけで、開かれた日はこの先、中国人や韓国人に国土を虫いにされ、やがて尖閣諸島や竹島の領土問題は、北海道や沖縄にまで踏み込まれるだろう。「投資目的は、ビンテージ・ウイスキーと一緒で、貯蓄の一種です」なんぞと、せこいレトリックで国土を飲み干されるその前に、土地の

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    vid 2012/11/06
    朝日がこの手のを取り上げるってのは珍しいねぇ。国の要所や、国民の生命を守るための「水源地」を外国人の手に渡せない程度は、むしろ国が民に対しての義務として必須要項なんだよね。
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012102400001.html

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    vid 2012/10/29
    『リベラルな論調をバッシングする』リベラルな論調?
  • コラム別に読む : 日本、買います [著]平野秀樹 - 森健(ジャーナリスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■外資による土地買収の実態 領土問題は尖閣諸島や竹島、北方四島だけではなかった。日々刻々と中国などの外資系企業が島嶼(とうしょ)部や緑豊かな山林を奪っている。問題はそれが「合法」であることだ。 書の副題は「消えていく日の国土」だが、元農水省の著者の調査ではそんな煽(あお)りも決して大げさとは感じさせない。 政府発表では外資の土地買収は3700ヘクタールだが(昨年)、これは氷山の一角のようだ。購入しているのが日企業でも、株主や親会社が外国人というところも多々あるからだ。そうした企業が北海道や沖縄、九州で土地を買いあさっている。 厄介な案件もある。北海道では自衛隊駐屯地の近接地が香港の法人に買われ、地理的な要衝である九州の無人島でも売買の噂(うわさ)がある。こうなると安全保障の話にも関わってくる。 問題の根は土地法制の不備にある。明治生まれの土地法制は外国人投資家がうごめく現代の経済慣習

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    vid 2012/10/18
    現実問題として、水源地が買われて「生命を守る義務」を国が果たせない可能性すら出てきてるとかあるからねぇ。法の理念が現代に追いついていない。
  • インタビュー : 産婦人科医・宋美玄さん セックス大事なんやで | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「みんな妊娠、出産が安全で当たり前と思いすぎやねん」。ときおり関西弁を交えながらざっくばらんに話す産婦人科医の宋美玄さん=東京都渋谷区、松敏之撮影 ソンミヒョン(36歳) ◇ 妊娠や出産、性について発信する産婦人科医。男女の心と体をわかりやすく解説した著書「女医が教える当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)が、40万部を超えるベストセラーになった。今年1月に長女を出産。女として、母として、確かな知識を伝えようと格闘している。 ◇ には普通のことしか書いてないんです。とっぴなことじゃなく、最大公約数的なことを書いたつもり。「当たり前や」って感じる人も多いと思う。でも売れたということは、みんなスタンダードなことができてなかったんかなって。 一番変わってほしいと思ったのは同じ産婦人科医なんです。カウンセリングでは「結婚して5年間セックスしていない」とか「出産後、うまくできなくなった」と

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    vid 2012/09/07
  • コラム別に読む : ハーバード白熱日本史教室 [著]北川智子 - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■「知への姿勢」伝える情熱 何匹目のドジョウか、ともかく「ハーバード」でなにしろ「白熱」、しかも「日史」だ。売れるはずだと思いきや、この、妙に評判が悪い。いわく自慢話ばかり、理系出身なのに歴史を語るな、そもそも歴史認識がおかしい、などなど。 著者の独特すぎる造語、「Lady Samurai」や「印象派歴史学」などが反発を買うのは良くわかる。あるいは豊臣秀次の側室の斬首を「サムライらしい」最期と述べるあたりなどは、門外漢である筆者でも微妙な気分になる。 著者への批判は、つまるところ戦略的セルフオリエンタリズムということに尽きる。日人が、自らの特殊性を西欧人向けに迎合的にデフォルメしてみせる手口のことだ。 なるほど、日史が人気の講座になるには、サムライやニンジャを前面に出すに限る。まして、うら若い美人教師が“発見”した「レディ・サムライ」なる概念は、フェミニズム入りキャッチコピーとして

    コラム別に読む : ハーバード白熱日本史教室 [著]北川智子 - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    vid 2012/08/20
    いや、サクセスしちゃダメなパターンだろ。歴史認識がおかしいのにサクセスって、*水*ビジネスとか、某水ふりかけた飴玉とかと同じ、詐欺に片足突っ込む話につながるだろ
  • 「ネゴシエイター 人質救出への心理戦」書評 交渉現場の舞台裏、迫力満点|好書好日

    の電話回線を介した緊迫の交渉。人質が生きるか、死ぬかという極限状態での駆け引きを、身代金目的の誘拐事件に関わった交渉人自らが語った衝撃のノンフィクション。【「TRC … ネゴシエイター 人質救出への心理戦 [著]ベン・ロペス いまや世界の成長産業とさえ揶揄(やゆ)される身代金目的の誘拐。毎年2万件以上報告されるが、当局に通報されるのは1割にすぎない。破綻(はたん)国家が急増し、経済格差が拡大するなか、誘拐は実入りのいい犯罪になっている。 人質交渉の技術と科学はニューヨーク市警を中心に1970年代から発展し、今日では誘拐を対象とした保険や人質交渉がビジネスとして隆盛している。 著者は心理学の博士号を持つプロの人質交渉人。ロンドンからカラチ、ソマリア沖の事件まで、忙しく世界を飛び回りながら、犯人に巧みな心理戦を仕掛けてゆく。 人命を託されたナマの交渉現場の舞台裏を描いた書は迫力満点。上質

    「ネゴシエイター 人質救出への心理戦」書評 交渉現場の舞台裏、迫力満点|好書好日
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    vid 2012/08/15
    目の端に入って「ネ『コ』シエイター」!?と空目(^^;; にゃ~♪
  • 「有害コミック撲滅!」書評 文化破壊を恐れヒーローも悪に|好書好日

    有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り 著者:デヴィッド・ハジュー 出版社:岩波書店 ジャンル:マンガ評論・読み物 1950年代前半、アメリカで有害コミックが一掃され、900人近い原作者や作画家たちが追放された。当時の関係者に取材し、全容を詳細に解明する。日の悪書追放運動との関連を考… 有害コミック撲滅!―アメリカを変えた50年代「悪書」狩り [著]デヴィッド・ハジュー 1950年代にアメリカン・コミックは撲滅運動に襲われた。この問題を、同時期に発生した「赤狩り」旋風と比較しながら論じたのが、書のおもしろさである。 この時期アメリカは青少年に害をなす「悪い文化」を排除しようとした。ターゲットになったのが共産主義と漫画だった。両者に何か共通点があったのか。著者によると、赤狩りは共産主義かぶれのインテリ層を狙い撃ちにし、他方コミック撲滅は愚かな俗悪文化の浸透から保守エリー

    「有害コミック撲滅!」書評 文化破壊を恐れヒーローも悪に|好書好日
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    vid 2012/08/07
    日本では未だに続いてるなぁと言う気がしてならない>有害コミック撲滅!
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012072400049.html

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    vid 2012/07/27
  • マイケル・サンデル「それをお金で買いますか」書評 道徳的に正しいか、熟議の場へ|好書好日

    それをお金で買いますか 市場主義の限界 (ハヤカワ文庫 NF) 著者:マイケル・サンデル 出版社:早川書房 ジャンル:SF・ミステリー・ホラー それをお金で買いますか―市場主義の限界 [著]マイケル・サンデル 米ハーバード大学「白熱教室」のサンデル教授と言えば今や日でもおなじみ。とびきりの講義の名手である。 ベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』に続く今回の著作のテーマは「道徳」を締め出す「市場」。世の中にはお金で買えないもの、売り買いしてはいけないものがある。にもかかわらず、ほぼあらゆるものが売買される。それでいいのかというのが著者の問いだ。 売買が妥当かどうか怪しいと思われる事例が、これでもかとばかりに示される。米国の一部の刑務所では囚人が82ドルを払うと一晩きれいで静かな独房に入れる。カナダでは約6千ドルで北極地方のセイウチを撃つ権利が買える。 米国ダラスの成績不振校で

    マイケル・サンデル「それをお金で買いますか」書評 道徳的に正しいか、熟議の場へ|好書好日
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    vid 2012/07/17
    考えること。表明すること。受け取ること。わかっちゃいるけど、できゃしないorz
  • 「数学ガール ガロア理論」書評 物語追い、高みから景色を見る|好書好日

    数学ガール ガロア理論 [著]結城浩 夏休みの青春物語、と言っていいだろう。数学好きの中高生が「ガロア理論」を理解しようと一段ずつ階段を上る姿を描くのだから。 20歳で夭逝(ようせい)した天才ガロアは決闘で命を落とす直前まで論文を推敲(すいこう)していたという。5次以上の方程式では「解の公式」が求められないことは知られていたが、ガロアはさらに進んで方程式が代数的に解ける必要十分条件を明らかにした。その道具立てが後に花開き「理論」に至る。物語を追えば数学的な高みからの景色を垣間見る所まで連れていってもらえる。 主人公たちが夏休みの課題として取り組む「あみだくじ」の数学的な解釈から始まり、二次方程式の解の公式など中学数学を経て、理論の基礎概念「体」「群」に繋(つな)ぐ絶妙な筆さばきは数学小説を見事に調和させている。 「ガロアは21歳になれなかった」と少女は憤る。その時、普遍の数学世界と、一度

    「数学ガール ガロア理論」書評 物語追い、高みから景色を見る|好書好日
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    vid 2012/07/03
  • 「若者の気分 少年犯罪〈減少〉のパラドクス」書評 統計を検討、情緒的議論と決別|好書好日

    少年犯罪〈減少〉のパラドクス 若者たちは幸福なのか、それとも、生きづらいのか。 (若者の気分) 著者:土井 隆義 出版社:岩波書店 ジャンル:社会・時事・政治・行政 貧困率も高まり、格差社会化が進んでいるにもかかわらず、少年犯罪は減っている。一見パラドクスに見えるこの両者の関係の糸を解きほぐし、今日、若年層の間でどのような事態が起きて… 若者の気分 少年犯罪〈減少〉のパラドクス [著]土井隆義 20世紀最後の数年、少年による凶悪犯罪が散発し「少年犯罪の増加!」と騒ぎになった。しかし長い目でみて減少傾向が明らかと分かると、世の論は少年犯罪の凶悪化、再犯の増加を問題にする方向に横滑りしていった。今ではどれも現実にそぐわないと分かっているが、2010年の内閣府調査では75%もの回答者が「重大な少年犯罪が増えている」とした。 著者は丁寧に統計を検討し、誤解を解きほぐす。更に諸外国では犯罪増に直結す

    「若者の気分 少年犯罪〈減少〉のパラドクス」書評 統計を検討、情緒的議論と決別|好書好日
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    vid 2012/06/06
    キレる中年とか、キレる老年とか、そういう統計とか解釈とかは無いのかなぁ(w
  • 本の記事 : 電子化 マンガ家VS出版社 「著作隣接権」めぐり火花 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    電子書籍時代をにらみ、出版業界が著作権に似た新たな権利を求め、マンガ家から反対の声が上がっている。出版社はネット企業と作家が直接結びつくことを恐れ、マンガ家は著作者としての権利が弱まりはしないかと懸念する。 出版社側が求めるのは、「著作隣接権」という、著作物を流通させた人や団体に与えられる権利だ。 例えばCDなら、著作者である作詞家や作曲家とは別に、歌手やレコード会社などに認められる。 書籍の場合は、最終的な出版物の元となる原版、いわゆる「版面」について出版社が持つ権利を想定する。現在は、書籍をスキャンして配信した海賊版があったとしても、著作者の権利侵害にはなるが、出版社は権利を主張できない。隣接権が認められれば、出版社が直接差し止めを求められる。 これに対し日漫画家協会は4月、「現段階での出版社への隣接権付与については否定的にならざるを得ない」との見解を出した。 協会関係者は「文字だけ

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    vid 2012/06/06
    音楽の場合、紙から音に変換してるわけで、そこに演奏と言う表現の変換作業が入る。本についても製本に膨大な作業はあるが、「表現」としてみた場合、原著作物から版面の表現がどこまで離れているかと考えると。
  • コラム別に読む : ふしぎなキリスト教 [著]橋爪大三郎、大澤真幸  - 佐々木俊尚(ジャーナリスト) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■世界の「普遍」を知るために 今年の新書大賞を受賞した書は、社会学者2人がキリスト教の基概念を快刀乱麻を断つがごとくばっさり構造化して説明している。たとえば奇蹟(きせき)とは何か。世界はすみずみまで合理的で誰も自然法則を動かせず、ただ神だけが法則を一時停止して奇蹟を起こせる。つまり世界の合理性が前提にあるからこそ、奇蹟の概念が成り立つのだという。世界に合理性を求めない日の伝統とは前提が違う。 書が売れている背景には、二つの要因があると考える。 近代以降の日と国際社会の戦いは、言ってみれば普遍をめぐる戦いだった。孤立した島国に住む日民族には、世界と勝負できる普遍性がない。だが戦後の高度成長では日のものづくりが世界市場を席巻し、日の生んだVHSやCDといった規格が世界標準へと達した。しかし昨今はすっかり失速し、ガラパゴスという流行語が陰(いんうつ)に日を覆っている。普遍の獲

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    vid 2012/04/13
  • 謝黎「チャイナドレスの文化史」書評 懐旧ブームで復活遂げるまで|好書好日

    中国の「民族服」であるチャイナドレス。1920年代から40年代の国際都市上海で大流行して一世を風靡し、現在も愛好されているチャイナドレスの文化史を、多数の写真を添えて解説… チャイナドレスの文化史 [著]謝黎 チャイナドレスは中国語で「旗袍(チーパオ)」という。外国では中国の伝統服とされてきたが、「旗」は八旗の意で、それに「長い服」を表す「袍」と合わせ、清王朝の支配階級(漢民族にとっては、外来の侵略者であった)満州族女性の民族衣装であった。大きく開けたスリットも女性を色っぽく表現しようとしたのでなく、騎馬民族であるがゆえ動きやすくするためであった。 漢人に政権への服従を強いる策として、清の王権が確立してすぐ、まず髪形と服装から取り締まること、いわゆる「剪髪易服」——髪を剃(そ)れ、服を替えよ——を始めた。従わなければ処刑されてしまうにもかかわらず、抵抗する者が後を絶たなかった。仕方なく清政

    謝黎「チャイナドレスの文化史」書評 懐旧ブームで復活遂げるまで|好書好日
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    vid 2011/10/26