建て替え計画が発表された大名古屋ビルヂング。屋上には球体広告塔があった=05年9月、名古屋市中村区名駅3丁目 名古屋駅前のランドマークとして市民に親しまれてきた「大名古屋ビルヂング」が、超高層のオフィスビルに建て替えられることになった。所有する三菱地所が15日、発表した。1962年の完成から半世紀近くがたち、老朽化していた。隣接するホテル「ロイヤルパークイン名古屋」と一体的に再開発される。 2012年度に着工、15年度の完成を目指す。大名古屋ビルヂングは地上12階、高さ53メートルだが、新ビルは地上38階、高さ約190メートル。延べ床面積は2倍の約15万平方メートルに広がり、事務所や飲食店が入居する。ホテルは11年2月をめどに営業を終了する。 大名古屋ビルヂングの屋上には、象徴的な球体広告塔があったが、07年に撤去された。特徴のある現在の名称をどうするかについては、三菱地所は「未定。