ロシア政府主催の国際会議「東方経済フォーラム」が10日、極東ウラジオストクで開幕した。ウクライナ侵略を続けるウラジーミル・プーチン大統領は11~12日に現地入りする。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の訪露と、プーチン氏との首脳会談の可能性が注目されている。一方、全体主義国家陣営を主導する中国の習近平国家主席は、インドネシアでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議(5~7日)や、インドでのG20(20カ国・地域)首脳会議(9~10日)に続き、同フォーラムも欠席した。中国で何かが起きているのか。ジャーナリストの加賀孝英氏が最新情報を報告する。 ◇ プーチン氏と正恩氏による首脳会談は、12日を軸に調整されているという。実現すれば、正恩氏のロシア訪問は2019年4月以来、実に4年半ぶりだ。全世界が注目している。 私(加賀)は本連載「スクープ最前線」(7月31日発行)で、以