シューティングゲームかいわいで「人類には不可能」とまで言われた最高難度のアーケード版ゲームの完全制覇が、京都市中京区の寺町京極商店街にある老舗ゲームセンター「a-cho(アチョー)」で達成された。成し遂げたのは19歳の高専生。プレー場面を録画して、敵の動きを考察するなど、研究を重ねた末に最後の敵(ラスボス)を撃破した学生は、ゲームを通じた出会いや周囲の協力に感謝しながら、「本当にうれしかった」と喜ぶ。 京都府出身、在住で、X(旧ツイッター)で…
任天堂(京都市南区)に脅迫文を送り付けゲームイベントの中止を余儀なくさせたとして、京都地検は24日、威力業務妨害の罪で、茨城県日立市、同市職員の男(27)を起訴した。 起訴状によると、昨年8月22日~11月29日、任天堂公式ホームページの問い合わせフォームに、「あんなクソゲーを世に出したことを後悔させてやる」「関わる人間全て殺す。観客入れてするイベントには気をつけるんだな」などの文章を計39回投稿し、同社の業務を妨害したとしている。 京都府警によると、昨年12月~今年1月に東京都内で開催予定だったゲームイベント「スプラトゥーン甲子園2023 全国決勝大会」など任天堂主催のイベント2件が中止となるなどの影響が出たという。
老朽化を理由に京都大学が学生寮「吉田寮」の旧棟(京都市左京区)の明け渡しを寮生に求めている訴訟で、京都地裁(松山昇平裁判長)は16日、現在入居中の寮生の一部に居住の継続を認める判決を出した。 吉田寮の旧棟は、1913(大正2)年に建築された木造2階建て。現役の学生寮としては国内で最も古いとされる。 訴状によると、京大側は震度6強の地震で倒壊する危険性があるとして、代替宿舎へ転居を求めるなどして2018年9月末までの退寮を通告。しかし、一部寮生が居住し続けていることから寮を不法占有しているとみなし、寮を明け渡すよう主張していた。 京大は19年4月に提訴。追加提訴も含めて、現在被告となっている学生らは約40人に上る。寮生側は請求棄却を求め、「対話」による解決を呼びかけていた。
任期満了に伴う京都市長選は4日投開票され、無所属新人で自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦する元内閣官房副長官の松井孝治氏(63)が、共産党が支援する弁護士の福山和人氏(62)ら新人4人を破り、初当選した。 政党や団体の分厚い支援を受け、現職の門川大作氏(73)の退任に伴う16年ぶりの新人対決を制した。 日本維新の会などが告示直前に政治資金パーティーを巡る問題を理由に元市議村山祥栄氏(45)の推薦を取り消し、主要政党レベルでは1993年選挙から9回連続の「非共産対共産」の構図となった。 松井氏は第2子以降の保育料無償化や市バス・地下鉄の「市民優先価格」創設などの公約を掲げ、通商産業省(現・経済産業省)官僚などを務めた経験から「実現には国や府とのパイプが必要」と訴えた。 松井氏は京都市出身で東京大卒。2001年から民主党参院議員を2期12年務め、現在は慶応大教授。 市長選には元自民京
国民民主党の前原誠司代表代行(衆院京都2区)が、同党が政府の補正予算案に賛成する場合、離党する意向を関係者に伝えたことが23日、分かった。玉木雄一郎代表が賛成する方針を示唆しているためで、新党の立ち上げを視野に入れているとみられる。 複数の関係者によると、国民が24日の衆院本会議で補正予算案に賛成する場合、前原氏は離党し、滋賀県の国会議員らとともに新党の立ち上げを検討しているという。 また、来年2月に行われる京都市長選で地域政党京都党政策顧問の元市議村山祥栄氏(45)を、新党として推薦する考えも示しているという。次期衆院選を前に、日本維新の会に合流する可能性もある。 玉木氏は22日の衆院予算委員会で、ガソリン税を軽減する「トリガー条項」の解除凍結を条件に、補正予算案に「賛成してもいい」と発言した。前原氏は今年9月の党代表選で「非自民、非共産勢力の結集」を訴えて維新などとの連携強化を目指した
京都大医学部付属病院の精神科に入院していた男性=当時(43)=が病院を抜け出し自殺したのは、医師らが自殺防止のための措置を怠ったからだとして、男性の家族が京大に損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、京都地裁であった。池町知佐子裁判長は、当時男性に自殺の危険性あったことは予見可能で、病院に注意義務違反があったとして、京大に慰謝料など約2800万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は抱えていたうつ病が悪化し、2018年10月に同病院に医療保護入院。同11月5日、病院内で医師2人が同伴していた際に、男性は一人でトイレへ行き、無断で窓から抜け出し外へ出た。5日後、滋賀県の琵琶湖で男性の遺体が発見され、自殺と判断された。 男性の家族は、男性は自殺を望むような発言を繰り返すなどしていたため、周囲の医師らは危険性を継続的に確認し、自殺防止する義務があったと訴えていた。一方、京大側は、当時の男性の様子か
中華チェーン「餃子(ギョーザ)の王将」が、店内のテーブルに置くギョーザのたれなどの調味料を撤去し、注文を受けてから店員が提供する形式に変更したことが分かった。容器に虫が混入した動画の投稿や飲食店で相次ぐ迷惑行為を踏まえ、衛生管理を徹底するために運用を見直したという。 運営会社の王将フードサービス(京都市)が9日以降、調味料をテーブルに置かないよう全店に指示した。従来は、大半の店でギョーザのたれやラー油、酢、コショウのほか、「鶏の唐揚げ」などに使う人気調味料「王将マジックパウダー」を置いていた。 現在は、ギョーザのたれを小皿に入れて料理とともに提供し、注文があればラー油や酢をテーブルに運んでいるという。 同社は、餃子の王将でギョーザのたれの瓶に虫が入った動画がネットに投稿されたとする一部報道を受け、9日付でホームページに「ご不快な思いをさせたことに対しまして、心より深くおわび申し上げます」と
東映太秦映画村(京都市右京区)のお化け屋敷で、お化け役の演者のあごを反射的に蹴り重傷を負わせて賠償金を支払った空手有段者の男性(49)=岐…
「一切のボール遊び・球技は中止します」。こうした文言が書かれた看板が滋賀県草津市内の公園に突如設置された。周辺民家に
戦時中、国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(熊本県合志市)の入所者に対し、陸軍が「虹波」(こうは)と名付けた薬剤を投与する人体実験を行い、9人が死亡したことを示す文書群を、同園が初めて開示した。同園での人体実験で死者が出ていたことは知られているが、1次資料の全容が明らかになったのは初めて。死者や重体患者が相次いでも軍嘱託の医学者たちが投与を続けたことが記されており、専門家は「当時の医学倫理に照らしても残酷な人体実験で、文書群を検証すべき」と話している。 京都新聞社と熊本日日新聞社が情報公開請求した。虹波は写真の増感材として開発された感光色素を合成した薬剤。防衛研究所戦史研究センター(東京都)所蔵の旧陸軍資料によると、虹波の研究目的は「戦闘に必要なる人体諸機能の増進」「極寒地作戦における耐寒機能向上」などとされている。実験は機密軍事研究の一環だった。 今回開示された恵楓園の虹波関係簿冊は25点
人工知能(AI)が作った俳句のうち京都大の学生が選んだ作品は、有名俳人の句よりも評価が高かった、との調査結果を京都大の研究グループがまとめた。同グループは「AIと人間の協働でより創造性の高い俳句創作ができる可能性がある」としている。 AIを取り入れた創作活動は「AIアート」と呼ばれ、絵画などの視覚的な分野で特に研究や実践が進んでいる。言語を用いた分野での事例は少ないものの、言語処理能力や生成技術は向上しているという。京大人と社会の未来研究院の上田祥行特定講師らのグループは、「五七五」と最も短い詩でAIを取り入れやすいことから俳句を題材とした。 調査はインターネット上で385人に実施。対象となる俳句を、AIで生成した句をランダムに選んだもの▽AIで生成した句のうち京大生がよいと評価したもの▽著名な俳人の句―の3種類に分けた上で、その分類が分からないようにして評価してもらった。 例えば晩秋を表
夏の参院選を見据え国民民主党と東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める都民ファーストの会が20日、合流も視野に入れた連携強化の協議を開始することになった。両者で思い出されるのは2017年の衆院選直前、旧民進党の解体につながった因縁と確執だ。 当時民進の代表だった国民の前原誠司代表代行兼選対委員長(衆院京都2区)が20日までに京都新聞社のインタビューに応じ、希望の党代表だった小池氏との「因縁」を振り返った。 「だまされたとか、裏切られたというのは一切ないですよ」。前原氏はさっぱりとした表情で語った。 国民と都民ファーストの連携強化を巡る動きに、永田町では「希望の党の再来」とささやく声もある。5年前の”失敗”について前原氏は「政治は結果責任。うまくいかなかったことの責任を取って、私は腹を切った」と振り返る。今回の連携協議に自身は関わっていないというが「ベリーウエルカム」と歓迎する。 17年7月
京都府宇治市の公園に無許可でハンモックを設置したとして、京都府警宇治署は18日、都市公園法違反の疑いで、宇治市の無職の男(82)を逮捕した。 逮捕容疑は、2021年12月24日午後4時55分ごろ、同市内の公園で、設置・管理者である市の許可を受けず、約5メートルの間隔で植わっていた2本の木の高さ約1.5メートルの位置にロープをくくり、持参の布(長さ約2メートル、幅約50センチ)と結び、ハンモックを作った疑い。 同署によると、21年1月から同様の行為を始め、市や同署が計15回にわたって警告して撤去させたが、近所の子どもを遊ばせたいとして行為はやまなかった。住民からは「安全性が確認されず、危ない」と苦情が相次いでいたという。男は「間違いない」と容疑を認めている。
2007年12月に認知症の高齢男性が電車にはねられて亡くなり、遺族が鉄道会社から高額な損害賠償を請求された訴訟は、最高裁判決で遺族が逆転勝訴した。家族だけが責任を抱えなくてもいいとの初の司法判断で、地域で自分らしく暮らし続けたい認知症の人を勇気づけた。判決から3月で5年、その意義と課題を探った。 ■「はねられたらしい、急いで帰ってきて」 日が落ち、辺りは暗くなり始めていた。2007年12月7日午後5時ごろ、愛知県大府市。高井隆一さん(70)の父良雄さん=享年(91)=がデイサービスから帰宅して間もなく外へ出ていった。同居の母がうたた寝した、わずか6、7分の間だった。 隆一さんは東京都内の勤務先で、大府市に住む妻からの電話を受けた。取り乱した様子が伝わってきた。「(良雄さんが)JRの駅構内で電車にはねられたらしい。急いで帰ってきて」 ■一審名古屋地裁は、高額賠償を認める判決 良雄さんは認知症
アニメ「鬼滅の刃」の題字風の画像に変えた京田辺市のフェイスブックの画面。「よく見ると全然似ていない」との声も アニメ映画「鬼滅の刃」が記録的なヒットとなる中、京都府京田辺市が会員制交流サイトの公式ページを、アニメの題字を思わせるデザインに変えた。市とアニメのつながりはまったくないものの、話題作の人気にあやかり、市の知名度アップを狙っている。 変えたのは、フェイスブックの公式ページ最上部の画像。「鬼滅の刃」の題字に似た赤と黒の円を描き、「京田辺」と筆書きの文字を添えた。 市によると、アニメの人気ぶりに着目し、作品と市の縁を探したが、「まったく見つからなかった」という。それでも「目を留めてもらうきっかけになるはず」と職員が画像を手作りし「少しでも京田辺を印象に残したい」と期待している。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く