英国の銀行監督当局である金融サービス機構(FSA)が3分割され、その機能の一部がイングランド銀行(英国中央銀行)の傘下に入ることが発表されました。 それによるとFSAの機能は次のように3分割されます: 1. 銀行を監督する業務(イングランド銀行傘下へ) 2. 消費者保護の業務(新組織発足へ) 3. 金融犯罪の取り締まり(新組織発足へ) 今回の措置はもともとイングランド銀行が担っていた銀行監督の役割をふたたびイングランド銀行へと戻す、いわば「大政奉還」であると考える事もできます。 これによりイングランド銀行は現在の金利政策の策定に加えて銀行セクターのシステミック・リスクをモニターし、銀行業務を監視する責務を帯びます。この新部門の仮称はPrudential Regulatory Authorityです。 今回廃止される金融サービス機構(FSA)は労働党政権の産物であり、1998年に創設された比
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