DPZに関するvovoのブックマーク (3)

  • 村上春樹の真似をして、僕と同じ名の場所に行く

    1982年生まれ。ウィーンに住んでいるのに、わざわざパレスチナやらトルクメニスタンやらに出かけます。 岡田悠さんと「旅のラジオ」更新中。 前の記事:コソボであそぼ、子どもとあそぼ ~子連れでたのしむコソボ旅行~ > 個人サイト ウィーンと私と、旅する子どもたち 僕と同じ名の細い道 2019年を生きる僕には、グーグルマップという心強い味方がいる。 「Satoru」と打ち込むと、すぐに答えが出てきた。 ハンガリーだった。 ブダペストから1時間ほどの、ちょっと何があるのかよくわからない細道が、 Sátor u.と呼ばれているらしい。 「えっ、パパと同じ名前?」と、6歳児が笑った。「おもしろいねえ」 「Satoru」と、3歳児も笑った。 「行くなと言っても行くんでしょう」と、奥さんが言った。 どうやら家族を説得できたみたいだ。 ウィーン駅からブダペスト駅まで、家族4人で片道合計30ユーロ(≒3,6

    村上春樹の真似をして、僕と同じ名の場所に行く
  • 「世界の半分」でフライトキャンセルに喘ぐ(イスファハーン)

    テヘランを東京とするなら、イスファハーンは京都である。 16世紀末に、サファヴィー朝のアッバース大帝がここを首都に定めた。技術の粋を凝らした宮殿、寺院、バザールがつくられ、後世の人びとにEsfahan nesfe jahan(イスファハーンは世界の半分)と言わしめた。賛辞はそのまま古都の代名詞となり、現在に至る。 世界の半分、イスファハーン。 ゲーム「ドラゴンクエスト」の最終ボス・りゅうおうは、主人公に「もし わしの みかたになれば せかいの はんぶんを XXXXに やろう」と持ちかけて、日全国の小学生に衝撃を与えた。 あのときの「せかいの はんぶん」とは、つまりイスファハーンのことだったのだ。

    「世界の半分」でフライトキャンセルに喘ぐ(イスファハーン)
  • 子どもたちは笑顔で中指を突き立てた(パレスチナ)

    装甲車の窓がゆっくりと開いて、軍用スコープの照準が私の姿を捉える。 そのとき私は、荒野にも似たパレスチナの農園を抜けて、イスラエルの高速道路に立ち入っていた。泥まみれの格好で、ぼろぼろの自転車を担いで歩いていた。 外形的には、私はテロリストと同じような行動を取っていたのである。 ※ これは「理想の光、暴力の影(イスラエル)」の続篇ですが、この記事だけを読まれても特に支障はありません。 ガザ地区に行くのは断念した はじめは、ガザ地区に行こうと考えていた。特別な許可がなければ立ち入れないエリアだが、そこで暮らす日人もわずかにいると聞いていた。 せめて国境線(という言葉も使い方が難しいのだけれど)の近くで、その空気に触れてみたかった。そして私には、そうした方面における個人的な「ツテ」がないわけではなかった。 しかし最終的には断念した。出発まぎわに、治安面でかなり緊張が高まっているとの一報があっ

    子どもたちは笑顔で中指を突き立てた(パレスチナ)
    vovo
    vovo 2019/03/03
    そのとき私が瞬間的に思い出したのは、村上春樹の「遠い太鼓」で、村上さんがシチリア島のパレルモで犬を怒鳴りつけるシーンだった。
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