自民党の45歳以下の党員でつくる青年局の全国会合が4日開かれた。消費増税法案をめぐって「話し合い解散」を模索する党執行部への批判が出る一方、小泉進次郎青年局長に党総裁選への立候補を促す意見もあった。 会合では、坂口祐樹佐賀県議が「『小沢を切る』とか、解散を約束したら法案に賛成するといった姿勢は国民に関係のないご都合主義だ」と批判。消費増税への賛成も視野に、民主党と政策論争すべきだと訴えた。別の出席者からは、政権奪還に向け、「小泉さんに総裁選に出てもらいたい」との声もあった。 出席者によると、小泉氏は「自民党には消費増税を言い出した責任がある。反対はあり得ない」と明言。総裁選については「自分には経験がない。今は研鑽(けんさん)の時だ」とかわしたという。(小野甲太郎)