2021年度当初予算案が2日、衆院を通過した。約1カ月間の衆院予算委員会の論戦では、菅義偉首相の長男らによる総務省幹部への接待問題や東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の女性蔑視発言への対応など、政府の相次ぐ「後手」対応が野党の批判の的となり、首相や閣僚が陳謝を繰り返した。野党側は参院でも、日程の遅れが指摘される新型コロナウイルスのワクチン接種や感染拡大が懸念される変異株への対応など、政府対応の遅れに焦点を当て追及する方針だ。 「『総理のやっていること、早いな』と思ったのはGoToキャンペーンの再開や関西地域の緊急事態宣言の解除など(経済対策)ばかり。あとは常に後手後手に回っている」。立憲民主党の枝野幸男代表は1日の集中審議で、首相が進める政策の「優先順位」のズレを批判した。首相は「意見は謙虚に受け止めたい」としつつ、「現に(新型コロナの)新規感染者数は8割以上減少して
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