元厚生事務次官らを狙った連続殺傷事件を受け、政府は4日の副大臣会議で、すべての中央省庁の庁舎でICカードの身分証を使った入退館ゲートの整備や、国立国会図書館での職員録の閲覧停止などを申し合わせた。 入退館ゲートは地方の主な合同庁舎でも導入。一般の来訪者には事前登録を求め、訪問先の確認や通行証の発行を徹底する。金属探知機の整備や、手荷物検査を行う場所の確保も進める。 また職員の個人情報の漏出防止を徹底。国会図書館が所蔵する政府関係者の職員録の利用を当面停止し、自治体の図書館でも「同様の対応を期待する」としている。