IPAは「情報セキュリティに関する脅威に対する意識調査」の報告書を公開。認知度は向上しているとする一方で、新たなスピア型脅威が増加、被害の具体像が分からないといった点について指摘した。 「ウイルスの脅威は分かるが自分は被害に遭うことは少ない」――IPA(情報処理推進機構)が12月4日に公開した「情報セキュリティに関する脅威に対する意識調査」では、こんなユーザーのセキュリティ意識が明かされた。 この調査は、2007年7月6日~9日の期間でWebアンケートを通して実施されたもので、15歳(高校生)以上のPCインターネット利用者5160人が対象。リポートによると、情報セキュリティ自体に対する意識として、「非常に重要」と答えたユーザーの比率が53.8%。2007年3月前回調査時の42.9%と比較しても着実に伸びている。ただし、10代では38%と各年代層の中では最も低く、今後の低年齢層に向けた啓発や