さわらびの湯から登山を開始する。 緩やかに登りながら名栗ダムを通過し、しばらく歩けば白谷橋の登山口となる。 杉の植林地を登り沢沿いの道になると渡渉を繰り返し、正面がぐっと狭くなれば第一ゴルジュの入口だ。 ここは特に問題なく通過できるが、水量が多い時には濡れないように注意したい。 さらに荒れた沢筋を進むと程なく第二ゴルジュの入口に到着する。 部分的に狭い岩場もあり、転落には要注意だ。 上部で鎖場を越えてロープで岩場を登れば穏やかな渓相となる。 新緑が美しい沢沿いに進み、ひと登りすると林道大名栗線を横切り、さらに急登すると尾根に沿った平坦なトラバース道となる。 ここからわずかに進むと岩茸石を通過して滝ノ平尾根との合流する。 権次入峠まではきつい階段の道が続くが、峠に到着すれば棒ノ折山の山頂まで20分ほどだ。 山頂は広く東屋やベンチが設置されており明るい雰囲気だ。 また、山頂の桜は開花期間が短い