イスタンブールに数ある観光名所の中で、最大の見どころの一つがここ、アヤソフィア。「ビザンチン建築の最高傑作」として名高く、内部は思わずため息モノの美しさです。様々に変容していくイスタンブール史の中で、その時代時代の流れに沿って存在し続けて来たアヤソフィアは、現存する歴史の生き証人と言ってもいい、類まれな博物館。そのしんとした厳かな空気には歴史の重さを感じます。 ビザンチン帝国時代に教会として創建 最初の建築ははるか360年(!)、コンスタンティヌス帝によって総主教会として建てられましたが、404年に火災で焼失。その後415年にテオドシウス2世が再建するも、今度は532年のニカの反乱で崩落の目に遭います。ユスティニアヌス帝がその40日後に3度目の建て直しに取りかかり、これが537年に完成。現在ある建物はこの時のものです。3度も建て直されたとはいえ、今のアヤソフィアでさえ日本がまだ大和朝廷の頃