平安神宮大鳥居とともに、岡崎公園のシンボリックな存在となっていた、「京都市美術館」。鉄筋コンクリートの近代建築に和風の屋根をのせた特徴的な外観は、昭和初期に流行した和洋折衷の建築スタイル。“現存する公立美術館としては最も古い”貴重な建物です。 開館したのは、昭和8年(1933)。昭和天皇即位の礼を記念した「大礼記念京都美術館」としてスタートし、上野の「東京府美術館(現・東京都美術館)」に次ぐ、日本の公立美術館の魁となりました。戦後、「京都市美術館」と名称を変更。京都画壇など京都ゆかりの作品コレクションを誇り、美術系大学の多い京都ならではの地元密着型展覧会も頻繁に開催。なにより、「ツタンカーメン展」や「ルーブル展」など世界のアート・カルチャーを広く紹介する場として親しまれてきました。 しかし、展示スペースの狭さや老朽化といった問題もあり、開館80周年を機に再整備が構想されます。平成29年(2
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