「ああ、悪いが今から僕の言うところに来てくれないか…?」 「まずはどこなのかを言ってくれないか?」 「ああ、そうだな。」 と、電話をしつつ龍牙からその来て欲しい場所の地図をスクショしたものが照の携帯に送られて来て、その地図を見た。 「本当にここに今から行かないといけないのか…?」 「…ああ、出来ればそうして欲しい。」 「…悪いが今すぐは難しい。だから、明日の朝でも構わないか…?」 「…そうか、分かった。なら、明日の10時頃にその送った場所に来てくれ。」 「分かった。」 そして要件を伝えた龍牙は電話を切った。 電話を終えた照はその後、近くの銭湯で心身の疲れを抜き、家で夕食を食べ、軽くシャワーを浴び、床についた。 翌日、9時30分。 照は龍牙から送られて来た場所の目の前に来ていた。 「ここ…で、合っているようだな。」 ここでイケオジという感じの中年くらいに見える男性に声をかけられた。 「照様、