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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (12)

  • 社会が非モテ論壇に追い付いてきた(という不幸) - シロクマの屑籠

    恋心すらセクハラ…若い男性が抱える「新しい生きづらさ」(清田 隆之) | FRaU 若い男性が恋心を持つのは簡単ではない、ハラスメントに相当するような恋心を抑えながら恋心を持つのは難事業になっている、といった内容のウェブ記事を見かけた。 サークル内の女性への親切さから恋心を持つことがあったとして、それは下心あるセクハラとみなされるのか、そうでないのか。これは、当該男女のコンテキストによっても解釈者の考え方によっても色々だろうが、文中のSさんは繊細なリテラシーに基づいて、自分の振る舞いはセクハラに相当したと悩み、後悔していた。続いて紹介されるMさんも、男性の加害者性を自覚するにつれて自己矛盾に陥り相当悩んでいる様子だった。 このSさんやMさんほど悩んだり自己嫌悪に陥ったりしている男性はまだ珍しいかもしれないとしても、男性が女性に声をかけるということ、男性と女性のコミュニケーションで気を遣う感

    社会が非モテ論壇に追い付いてきた(という不幸) - シロクマの屑籠
  • たぶん、幸福を管理される未来をみんなは受け入れる - シロクマの屑籠

    アプリによって相手の幸せにどれだけ貢献したかを計測され行動の改善も促される これ会社でやらされたら怖い pic.twitter.com/kelXtwnaat— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) 2020年6月29日 すげーディストピア感あってテンション上がる これによりハピネス関係度が一定水準以下の社員は幸福ではないので終了させられ会社には幸せにあふれる 幸福は義務 pic.twitter.com/21LVY0u3CO— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) 2020年6月29日 職場のメンバーのうち、誰が周りの幸せに貢献したのかがわかるアプリが開発されているという。幸福が測定され、比較検討されるということは、幸福は管理されるということであり、義務になるまであと一歩だ。 そうなると、幸福ではないメンバー、周りの幸せに貢献できないメンバーは職場

    たぶん、幸福を管理される未来をみんなは受け入れる - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2020/07/06
    伊藤計劃の『ハーモニー』を思い出す。「幸福」の閾値がどんどん狭くなっていく息苦しさ…。
  • 「まともな人間の条件」と、そこからはみ出す自分自身について - シロクマの屑籠

    健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会に潜伏しています。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。 はてなブログで付き合いの長かったいぬじんさんから、『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会』についてお便りをいただきました。ありがとうございます。せっかくなので、前半章(1.)と後半章(2.)に分かれたreplyをお届けしています。 1.いぬじんさんは、拙著の前半章をご覧になって、こんな風に評しておられました。 シロクマ先生は書の中で、この国の「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会」のあり方について疑問を投げかけるだけでなく、精神科医としてのご自身の立場に対してさえも疑いのまなざしを向けている。 たとえば、こんな感じだ。 資主義・個人主義・社会契約が徹底していく社会、どこまでも清潔で健康で道徳的になりゆく社会、秩序と社会適応の同心円へあらゆる人を包み込む社会から逃れることは困難になった。家庭でも

    「まともな人間の条件」と、そこからはみ出す自分自身について - シロクマの屑籠
  • 続・発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠

    anond.hatelabo.jp 5月29日にはてな匿名ダイアリーに投稿された『発達障害やグレーゾーンの人の適職って?』という記事*1に、たくさんのはてなブックマークが付いていた。 文中で挙げられている"逐一支持しても単純作業しかできない人(もしくは単純作業も難しい人)"が実際に発達障害か、ここで判定することはできない。なんらかの発達障害に加え、二次障害を併発している人物を思い起こさせる記述ではある。が、この人が精神科を受診したら別種の精神疾患を診断されることはあり得るし、精神疾患の該当無し、と判断されることも絶対に無いとは言えない。 それにしても、と思う。 匿名ダイアリーの投稿者も、はてなブックマークでコメントを寄せている人々も、あまりにもナチュラルに発達障害という診断名を用いていて、くだんの人物をASDADHDといった発達障害の概念に照らし合わせている。「グレーゾーン」という言葉を

    続・発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2020/06/10
    『「サポートが必要ならサポートされた環境に向かうべき」』元増田を読んだときに、適職が存在するのなら、発達障害はその仕事以外するな、という話になりそうで怖いなと感じた。
  • 新型コロナウイルスと、呪術で戦っていませんでしたか - シロクマの屑籠

    ※今日、書くことはエビデンスを踏まえたものではありません。感染対策に貢献するものでもありません。私のエッセイ、いや思いつきでしかないことをあらかじめ断っておきます。※ (※出典:『肥後国海中の怪』(京都大学附属図書館所蔵)) 人々は、新型コロナウイルス感染症と「呪術」や「アニミズム」で戦っていたのではないだろうか。 外出自粛やマスク、手洗い、医療機関や行政機関の努力の甲斐もあって、5月27日現在、この感染症は下火に向かっているようにみえる。実際にウイルスの拡散を防いだのは医療や防疫のテクノロジーであり、そうしたテクノロジーにもとづいて専門家が助言を行い、施政が行われたからだろう。 そのことを踏まえたうえで、専門家ではない私たちの大半がどのように感染対策を"体験"したのか、あるいは"解釈"したのかについて、所感を書いてみたい。 専門家ではない私たちのなかには、この、新型コロナウイルス感染症と

    新型コロナウイルスと、呪術で戦っていませんでしたか - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2020/05/27
    腑に落ちた。感染しても仕方がないと諦める一方で、自分が「ケガレ」を負っていると周囲に思われることを恐れ、マスクを我慢し、人前で咳やくしゃみをすることを我慢する、この気持ち。私は呪術に荷担しているのだ。
  • 男性役割、いや、競争社会や上昇志向から「降りる」ことの難しさ - シロクマの屑籠

    https://anond.hatelabo.jp/20200507171805 「男性の役割から降りても救いはない」という匿名ダイアリーの記事を読み、早口で喋りたい気持ちになったので書いてみる。 筆者は男性役割から降りた・障害者となった、と記しているが、この「男性役割」という言葉を「競争社会」や「資主義的上昇志向」に入れ替えてもほとんど文意は損なわれないか、むしろそのほうが似合っているようにも思える。 というのも、いまどきは男性だけでなく女性も、他人に選ばれるため・良い収入を得るため・より良いポジションを得るために公私を問わない競争のただなかにあるからだ。直接お金に換算できないものも含め、バリューを求めて人々は競争し、その競争を生き抜くよう訓練される。幼稚園や稽古事に通う幼少期も、学力やモテをめぐって競争する思春期も、社会に出た後も、だいたいそうだ。 女性には「競争社会」や「資主義的

    男性役割、いや、競争社会や上昇志向から「降りる」ことの難しさ - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2020/05/09
    うつで仕事をやめ、休養した後の職探し中だけど、上昇思考に疲れきっていて、そこから遠ざかりたいと思っても、そんな仕事は求人サイトでは見当たらない。つらい。
  • FGOの最新クエストはまさにビジュアルノベルだった - シロクマの屑籠

    先日、Fate Grand Order (FGO) は、2000万ダウンロード記念のキャンペーンを発表した。良くも悪くも90年代~00年代のオタクのノリがちりばめられたソーシャルゲームがこんなにヒットするとは驚きだ。そして嬉しい。ひいきの野球チームが優勝するのを見るのに近い喜びがある。 で、FGOのメインクエスト第二部の最新話をさきほど読み切った。 すごく良かった! これこれ、こういうの! 賛否のありそうなストーリーを描ききった制作陣には、感謝するほかない。こういうテキストを、最新作として2020年に読ませてもらえるなんて! ありがとうありがとう! FGOのクエストには「90~00年代のヴィジュアルノベルらしさに満ちたメインクエストやイベントクエスト」を旅行するような趣があると、いつも感じていた。そういう、ちょっと古くさいクエストのお伴として、2010年代のキャラクターらしいマシュがついて

    FGOの最新クエストはまさにビジュアルノベルだった - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2020/04/28
    以蔵さんに釣られてFGOを始め、過去作のキャラとネタが気になってstay night(2006 年)アニメ一気見したものの、UBWにHFにZeroに…とボリュームがとんでもないことにやっと気づいて戦慄している
  • トラウマは本当に「ある」?/目的論・原因論どちらを重視?/承認欲求を否定したらどうなる? - シロクマの屑籠

    先日、ある方から3つの質問をいただいた。これについて、自分なりに整理してみたかったので、ブログ上で清書をしてみます。 お題は、以下の3です。 1.「トラウマ」の有無について複数の精神科医に訊いて回ったが、回答がまちまちだった。結局、トラウマは「ある」のか「ない」のか。 2.トラウマの有無はともかく、現場では「原因論」と「目的論」どちらの考え方を重視するのか。 3.「承認欲求を否定せよ」というフレーズがあるが、当に否定したらどうなるか。 【1.トラウマは「ある」のか「ない」のか】 どちらかといえば、私は「ない」派かもしれません。 私は、フロイト直系の精神分析でいう(古典的な意味の)トラウマについて、あまり考えません。 ちょっと古めの精神医学事典によれば、 心的外傷 psychic trauma 個人に、自我が対応できないほど強い刺激的あるいは打撃的な体験が与えられることをいう。 (中略)

    トラウマは本当に「ある」?/目的論・原因論どちらを重視?/承認欲求を否定したらどうなる? - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2017/02/10
  • リピート買いせずにいられないワイン八選 - シロクマの屑籠

    先日、ある人に「どんなワインをリピートしたいですか?」と訊かれました。 「そりゃ、おいしいワイン、感動するワインに決まってるでしょ」……と答えかけて、言葉に詰まってしまいました。なぜなら、私が実際に贔屓にして、リピートしているワインは特別に感動するようなワインでは無いからです。 そりゃ、感動を秘めた“偉大な”ワインは素晴らしいものです。でも、普通の週末・普通の卓に必要なのは、もっと寛ぎやすく、お付き合いしやすいワインじゃないでしょうか。だいたい、激しい感動をもたらしそうなワイン*1は値段が高すぎるので、気軽にホイホイ開けるわけにもいきません。 じゃあ、どんなワインを私がリピートしているのか? 確かめがてらに、リストアップしてみます。 【フランスワイン】 1.エチエンヌ・ソゼのベーシック白ワイン ブルゴーニュ ブラン ラ・トゥフェラ 最初に思い出したのは、フランスはブルゴーニュ地方で素晴ら

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  • マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠

    大塚英志緊急寄稿「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント 先日、大塚英志さんが書いたKADOKAWAとドワンゴの合併についての文章を読んだ。文章を読み進めるうちに、何か喋りたくて仕方が無くなってきた。面白かった、ということだろう。 特に印象的だったのは、以下のくだりだ。 つまり、KADOKAWAとドワンゴの合併はコンテンツとインフラの合併ではなく、インフラとインフラの合併である。ニコ動とジブリとか、角川と講談社の「合併」(もう何があっても驚いてはいけない)ならインフラとコンテンツの合併になるが、そうではない。 http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/sekaizatsuwa/otsuka-%20essay.html KADOKAWAはコンテンツを販売している会社のようにみえる。けれ

    マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2014/05/24
  • 承認欲求そのものを叩いている人は「残念」 - シロクマの屑籠

    なぜ承認欲求と自己愛が問題になるのか? - デマこい! リンク先に書いてあるように「承認欲求や自己愛は人間の基的な心理的欲求」であり、それそのものをバッシングするのは人間の基的性質をバッシングするに等しい。ところが今日のインターネットでは、承認欲求という言葉が罵倒語としてしばしば用いられている。 どうして、承認欲求(笑)として叩かれてしまうのか? 承認欲求がバカにされる社会とはどういう社会で、その社会はどのような個人を生みだし得るのか? このあたりについて、書き溜めてあった4つのブログ記事を順番にアップロードする。 承認欲求は、現代人の重要なモチベーション源 承認欲求という言葉は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが使った言葉で、彼の欲求段階説のなかでは生理的欲求、安全欲求、所属欲求、自己実現欲求と並んで基的な人間のモチベーションのひとつとして紹介されている。以下に、マズローの著

    承認欲求そのものを叩いている人は「残念」 - シロクマの屑籠
    wa_kanou
    wa_kanou 2014/01/09
  • コミュニケーションがボトルネックとなった社会 - シロクマの屑籠

    コミュニケーションがボトルネックになった社会。 「リア充はみんな死んでしまえ」~「人とのつながり」が重視される現在の就活の落とし穴~ 就活生に甘える社会人 リンク先で触れられているように、コネにせよソーシャルメディアの活用にせよ、今、人と人とを繋ぐコミュニケーションの技能が求められている。 企業が就活生に「コミュニケーション能力」を求めるようになって久しい。その、コミュニケーション至上主義的な雰囲気はこれまで何度も批判されてきたが、コミュニケーションの技能を求める向きはいっこうに変わらないか、むしろエスカレートすらしているように見える。 コミュニケーションの技能とは、それほどまでに重要なもの、らしい。なら、どうしてそれほどまでにコミュニケーションの技能が問われるようになっているのか?それについて、書き残してみる。 コミュニケーション能力を問われない仕事が少なすぎる あらかじめ断っておくが、

    コミュニケーションがボトルネックとなった社会 - シロクマの屑籠
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