世界最大の書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア」の会場で、児童書を手に取る来場者(2017年10月11日撮影)。(c)AFP/Daniel ROLAND 【10月13日 AFP】トランスジェンダーのテディベアから恐れを知らない海賊少女まで、児童書作家は今、ジェンダーに関する新たな規範への取り組みを進めている。「少年」や「少女」であることの意味についての議論が高まりをみせているのだ。 ドイツのフランクフルト(Frankfurt)で年次開催されている世界最大の書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア(Frankfurt book fair)」では今年、ステレオタイプに疑問を投げかけ、世界的に議論されている性別違和やジェンダーフルイド(性差流動性)などについての若年層向けの書籍が並んだ。 スイス生まれの文学専門家で作家のニコラ・バルドラ(Nicola Bardola)氏は、トランスジェンダー
