近畿大が受験生向けに発行したパンフレットのコーナー「美女図鑑」「美男図鑑」をめぐって議論が起きている。大学側には「輝く学生を見てもらいたい」との狙いがあったが、学内外の関係者から「品性を疑う」「ルッキズム(外見至上主義)だ」との批判も。一方、学生にとっては人気コーナーだったといい、騒動を気にしていない人も多く、識者はむしろ過剰なルッキズム批判の弊害を危惧する。 パンフレットは近大が次年度の受験希望者向けに年1回発行している。「美女図鑑」「美男図鑑」は、約90ページの冊子の中ほどにあり、男女4人ずつを見開き2ページで紹介。顔と全身の写真の脇に、それぞれの身長や将来の夢、さらには好きなタイプといった回答が並ぶ。 近大によると、平成27年以降、東京の出版・企画編集会社と年間約20万部を共同で制作。大半がオープンキャンパスや受験説明会で希望者に無料で配布している。 近年は、外見で人の価値を決めるル
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