金属などと固まったコンクリート(右下)を「被爆建物の基礎と考えられる」と説明する松田斉さん=長崎市松山町の市営陸上競技場で2024年7月8日午後1時53分、樋口岳大撮影 原爆の爆心直下の長崎市松山町にある市営陸上競技場に被爆した建物のがれきや基礎とみられるコンクリートが埋まっていると、長崎平和推進協会写真資料調査部会長の松田斉(せい)さん(68)が指摘している。競技場を巡っては、市民総合プールの移転先とするなどの案を市が検討しているが、松田さんは「被爆した建物の基礎やがれきがこれだけ大規模に埋まっている場所は他にない。きちんと調査すべきだ」と訴えている。【樋口岳大】 記者は8日、松田さんと競技場を歩いた。トラック跡の地表に赤い塊が露出し、松田さんは「用途を考えると、競技場を整備後に建築廃材などが外から運び込まれたとは考えにくい。被爆建物のレンガと考えられる」と説明した。 競技場内には、基礎
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