愛知県設楽町選管は30日、選挙権を持たない成年被後見人の男性(34)に衆院選挙の入場券を誤って送付し、期日前投票をさせてしまったミスがあったことを明らかにした。 男性が29日午後2時30分頃、同町役場本庁舎1階の町民課を訪れた際、入場券を持っていたので、担当職員が有権者と思い込み、名簿で本人確認をせずに投票用紙を渡した。 職員が念のため、名簿照合をして有権者でないことが判明し、あわてて投票をやめさせようとしたが、男性はすでに投票を終えていた。 同町選管の三浦茂美委員長は「初歩的、基本的な確認をせずにこのようなミスが起きてしまい、責任を痛感している。確認作業を徹底し、再発防止を図りたい」と話している。