全国大学生協連(東京)は26日、1日の読書時間について大学生の53%が「ゼロ」と回答したとの調査結果を発表した。半数を超えたのは、調査に読書時間の項目が入った2004年以降初めて。「本離れ」が若い世代で進行している実態が明確になり、アルバイトをする学生に読書時間ゼロが多いとの結果も出た。調査結果の分析を担当した浜嶋幸司同志社大准教授(学習支援)は、「高校までの読書習慣が全体的に身に付いていない
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大学生の53%は1日の読書時間がゼロだという。全国大学生活協同組合連合会は2月26日に第53回学生生活実態調査の結果から明らかになった。 調査は75の国公立私立大学の大学生協が参加している。連合会のホームページでは経年変化を追うため、同会が指定する30の大学の平均値を公表している。 一方で1日あたりのスマホ利用時間は平均約3時間 読書習慣を付けるには長い時間と根気がいりそうです 読書時間ゼロが半数を越えたのは、調査に読書時間が加わった2004年以降初めてとなる。時間だけでなく本に割くお金も減っていて、月々の「書籍費」が支出に占める割合は、自宅生(2.1%)・下宿生(1.3%)共に過去最低を記録した。自宅生の一か月の書籍代は1340円、下宿生は1510円だった。 1日にスマホを使う時間の平均は177.3分で、前年から15.8分増加した。男性は174.4分、女性は180.8分だった。男女ともに
1日の読書時間が「ゼロ」の大学生が2017年、初めて5割を超えたことが26日、全国大学生協連合会の調査で分かった。一方、「読書をする」という大学生の平均読書時間は1日あたり51・1分で前年より2・5分延びており、「二極化」が進んでいるようだ。 調査は昨年10~11月、大学生協を通じて、全国の国公私立30大学の学生を対象に実施し、約1万人から回答を得た。その結果、1日の読書時間が「0」と答えた学生は53・1%で、前年より4・0ポイント増加。この5年間で比較すると、18・6ポイントも増えていた。 読書時間を「120分以上」と答えた学生は5・3%で、10年以上にわたってほぼ横ばいで続いている。同連合会は「大学生になって本を読むかどうかは、高校生までの読書習慣で決まっているのではないか」と分析している。(杉原里美)
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