黒川弘務東京高検検事長の定年延長に関する森雅子法相の国会答弁の信頼性が21日、大きく揺らいだ。森氏は20日の衆院予算委員会で、法務省が法解釈変更の経緯を示した文書について「部内で必要な決裁を取っている」と答弁。しかし21日の予算委理事会で法務省と人事院は、正式な決裁は取っていないと明らかにし、説明の矛盾が露呈した。 法務省は21日深夜、文書に関し「口頭による決裁を経た」と突然発表し、森氏の答弁との整合性を取った。野党は口頭決裁は存在しないと主張しており、法務省の対応を批判するのは必至だ。
静かに本を読んだり勉強したりする場のイメージが強い図書館で、ボードゲームを楽しむ活動が広がっている。若者が訪れるきっかけをつくるとともに、ゲームに関連した本に触れることで読書に結び付けるのが狙いだ。本や映画などと同様に、ゲームを図書館で扱う資料ととらえる動きも出ている。(小柳津心介撮影) 「えーっ、難しい!」「なるほど、素晴らしい!」。三重県鈴鹿市立図書館が開いたイベント「ノーボードゲーム・ノーライフ」。ひっそりとしているはずの夜の館内に、30人ほどの若者らの歓声が響いた。 ボードゲームで遊ぶ場を提供する津市の店「サンタス(SANTAS)」が協力し、約50種類を用意。実在するタイトルを組み合わせて新しい書名を作る「横暴編集長」や、お気に入りの本からカードが示すお題に沿った言葉を探す「みんなで本をもちよって」など、読書との関連性が強いゲームをそろえた。「クトゥルフ神話」など、ゲームのモチーフ
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つい先日市場に流通しはじめた現代思想2020年3月臨時増刊号「総特集 フェミニズムの現在」に武蔵大学社会学部教授で現代社会学を専門とする千田有紀の「「女」の境界線をひきなおす 「ターフ」をめぐる対立を超えて」という題名の論考が掲載されていて、Twitter上で物議を醸している。元々、この論考は最近の主にTwitter上で激しくなっているトランス女性への差別言説に関連して浮上してきた問題を扱ったもので、論考の内容がトランス差別的だという指摘が次々に出てきている。すでにこの論考についてブログで論じている人もおり、私もSNSやブログを見た限りどうしても一度は目を通しておく必要があると思い、早速雑誌を手に入れて、件の論考を読んでみた。以下では読んだ上で私の立場から言わせていただかねばならないことを述べていく。 トランス女性差別云々の議論に関しての私の立場性を言わせていただくと、私自身、出生時に割り
「女」の境界線を引き直す意味-『現代思想』論文の誤読の要約が流通している件について|千田有紀|note 「虚偽」という言い方は「誤読」と変更してくださったみたいです。ありがとうございます。 迷ったのですが、「虚偽の要約」とまで言われて黙っているとまるで私が嘘をついているかのようなので、コメントいたします。 「『女』の境界線を引き直す」というタイトルに決めたのは私だ。かつて、「女とは子どもを産む存在」「女は生まれながらにしてに女であって、解剖学的な運命だ」といった生物学的な本質主義にまみれていた「女」というカテゴリーを、さまざまな存在--トランス女性も含む、現実に存在する多様な女たちを意味するカテゴリーとしてずらしていくことを主張するとてもいいタイトルだと思われたのだ。 以下は掲載論考からの引用です。 そもそも「女性」というカテゴリーが構築的に作られるのであるとしたら、なぜ旧態依然とした狭い
言ってもいない主張が、私の論文要約としてSNSで拡散され続けている「大変。ネットにかなりの誤読がネットに投稿されてる。何とかした方がいいよ」と研究仲間から連絡があったのは、ニューヨークから帰宅する朝のことだった。まさに、上の写真にあるトイレ――All Genderと、旧態依然としたGenderの2分法に分かれたトイレの2つが併存するというカフェで、エッグベネディクトを食べていたときだ(双方をAll Genderにすればよいのに、All Genderの札をあとから貼りなおしたようなやっつけ感がある)。 前日には『現代思想』の「『女』の境界線を引き直すー『ターフ』をめぐる対立を超えて」が発表され、「説得的でとても良い文章だった」と数人の研究者から感想をいただいていた。 タイトルは編集者と相談し、「『ターフ』をめぐる対立を超えて」というサブタイトルは提案していただいたものをいただくことにした。メ
JR東海はこのほど、東海道新幹線(東京~新大阪間)における車内テロップでのニュース提供を終了すると発表した。 東海道新幹線車内テロップのニュース(撮影:福岡誠) 東海道新幹線では1985年より車内テロップでニュース情報を提供してきたが、東海道・山陽・九州新幹線「Shinkansen Free Wi-Fi」の整備完了(2020年3月30日予定)に伴い乗客の多くが自身のスマートフォン等でニュース等の情報を取得できる環境が整ったことから終了する。 今後はニュースに代えて、日本語及び英語による新幹線の利用案内を充実させる。 東海道新幹線N700A(撮影:福岡誠) ニュース提供は2020年3月13日をもって終了する。詳細は同社ホームページ内リリースに掲載されている。 リンク JR東海ニュースリリース 東海道新幹線700系、ありがとう装飾に まもなく引退(2020/02/12記事) 【14時間/1,9
東京高等検察庁の検事長の定年延長をめぐり、憲法学者などのグループが21日、都内で会見し「政権の都合で従来の法解釈を自由に変更してかまわないということでは、法の支配が根底から揺るがされる」とする抗議声明を発表しました。 これについて、憲法学者や政治学者などで作る「立憲デモクラシーの会」が21日、都内で記者会見し抗議声明を発表しました。 声明では「権力の中枢にある者の犯罪をも捜査の対象とする検察官の人事のルールは、国会の審議・決定を経ずして、単なる閣議決定で決められるべき事柄ではない」としたうえで、「ときの政権の都合で、従来の法解釈を自由に変更してかまわないということでは、政権の行動を枠にはめるべき法の支配が根底から揺るがされる」としています。 定年延長をめぐっては、人事院の給与局長が今月12日に、「検察官には国家公務員法の規定の適用は除外されていると理解し、同じ解釈を続けている」などと述べた
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、厚生労働省の職員の多くが、船内での業務を終えた後、ウイルス検査を受けずに職場に復帰していたことが分かりました。専門家は「船内で感染した職員も出ているので、職員の検査の在り方を見直す必要があるのではないか」と指摘しています。 クルーズ船ではこれまでに厚生労働省の職員が少なくとも90人船内に入っていますが、発熱などの症状が無かった職員の多くは船内での業務が終わったあと、ウイルス検査を受けずに職場に復帰していたことが厚生労働省への取材で分かりました。 感染が確認された2人の職員については、船内での業務中に発熱などの症状が出たため、検査が行われていました。 一方、内閣官房によりますと中国・湖北省からチャーター機で帰国した人が滞在する宿泊施設では、対応に当たった内閣府の職員などの多くがウイルス検査を受けているということです。 厚生労働省の対応につ
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