子供の頃、読書好きの父と祖母と共に、毎週のように地元の市立図書館を訪れていました。棚に並ぶたくさんの本を前に、今週はどの本を借りようかな、とわくわくしながら選んでいたのを思い出します。一方で、幼いながらに筆者が感じていたのは、利用者の年齢層の高さです。高齢の方が圧倒的に多く、学生や20~30代の若年層の姿はほとんど見かけられませんでした。 今朝の紙面には、アメリカにおける図書館の挑戦が紹介されています。提供するサービスは、決して本の貸し出しだけではありません。例えば、今、各地の図書館で幼児を対象とした読み聞かせプログラムが人気を博しているようです。パソコン、スマホ全盛期の時勢に逆流するかのようなアナログ企画ですが、紙の匂いや手触り、装丁の美しさといった本の良さを知る母親たちはノスタルジーを感じると同時に、本に触れることで豊かな情操を育んでほしいと願っています。一方で、高齢者や障がい者を対象
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