昨日の昼、NHK金沢放送局が報じた石川県の町立図書館による寄贈図書の廃棄問題。 この問題を今回取り上げたのは、この問題に対する図書館関係者の反応があまりにも面白かったからです。 穴水町立図書館が寄贈図書廃棄(「NHK NEWSWEB」2016/9/5) この問題は、石川県の穴水町立図書館が地元の研究者から寄贈された1878冊の図書を誤って廃棄していたもの。 寄贈から廃棄に至る経緯は以下のとおり。 ▼2005年、漆器や民俗学の研究者が2179冊の図書を寄贈。 ▼2年後の2007年、能登半島地震で図書館が大きな被害を受けたため、全ての図書を役場の倉庫などに移動。 ▼その後、新しく建てられた今の図書館に移設するまでに職員が2179冊のうち1878冊を「利用頻度が低い」との理由で寄贈者に相談せずに廃棄。 ▼今年7月、図書の寄贈者が、自分が寄贈した図書が見当たらないことに気づき、廃棄が発覚。 ▼廃棄