東日本大震災の経験の記録を残すため、日本建築学会、土木学会、日本地震学会、日本都市計画学会、日本地震工学会、日本機械学会、地盤工学会、日本原子力学会の8 学会は、分野の枠を越えて取り組み、全28 編からなる「東日本大震災合同調査報告」を出版して参りました。 その締めくくりとなる総集編の出版を記念して、東日本大震災の知見及びその後の研究が、近年の熊本地震などの大災害や、将来に予想されている南海・東南海地震等の大災害に対してどのように活かされているかを議論するシンポジウムを開催します。 各学会から専門家をむかえ、多様な立場から、この5年間に蓄積された知見を紹介していただきます。 多くの方のご参加をお待ちしています。 日 時:2016 年12 月19 日(月) 13:00-18:00 会 場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20) 定 員:150 名 ※詳細は、以下のURLからご確認くださ
(社)土木学会 会長 阪田 憲次 (公益社団)地盤工学会 会長 日下部 治 (社)日本都市計画学会 会長 岸井 隆幸 「東北関東大震災-希望に向けて英知の結集を-」 北国にもようやく春の訪れが感じられる頃、3月11日の昼下がり、突然の揺れと狂暴な津波が襲来し、日本の故郷である東北地方を蹂躙し、関東地方など周辺地域にも大きな爪あとを残した。そこで営まれていた人々の生活も思い出も、家とともになぎ倒され、根こそぎ押し流された。そして、尊い、多くのいのちが失われた。深い悲しみと喪失感は、わが国のみならず全世界に拡がった。 犠牲になられた方々に対し、衷心より冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様方に対し、心よりお見舞いを申し上げたい。 現在、被災地において、寒さと生活物資の不足に苦しみながらも雄々しく立ち上がろうとされている被災者の皆様、それらの人々を支えて苦闘されている方々、特に、原子力発電所にお
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