(東京中央社)東京・代々木公園で行われた文化イベント「台湾フェスタ」で一部出店者が中国国旗を描いた横断幕を掲示していたのを受け、後援していた台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は30日、今後2年間、同イベントへの協力を取りやめる方針を示した。 同イベントは在日華僑団体「日本華商総会」の主催で26~28日に開かれたが、一部出店者が掲示した横断幕に中国国旗が描かれていたことが分かり、物議を醸していた。 謝代表はフェイスブックを通じ、会場では台湾の世界保健機関(WHO)加入を求める署名活動が行われ、代表処の職員が参加したと説明。後になり中国国旗が掲示されたことを知り、イベントのピントが外れてしまったことは残念に思うと心境を吐露した。また主催者側については不注意で信頼を裏切ったとし、戒めとして協力を取りやめることを決めたと述べた。