近々の衆議院解散総選挙が現実味を帯びてきました。各種報道によると、11月19日に衆議院が解散され、12月2日公示、12月14日投開票の日程が有力です。 なぜ今、総選挙なのか。疑問を持つ人も少なくありません。私は衆議院も基本的に4年間の任期を全うすべきと考えています。これについてはまた別の小文で説明します。今回の噂される解散総選挙で、よく言われているのは、自民党は前回総選挙で大勝し、議席を相当に減らす可能性が高いのになぜ、安倍首相は解散に踏み切ろうとしているのか、です。確かに自民党は前回の総選挙で大勝しており、これ以上議席を伸ばす「のびしろ」は少ないのです。しかも、小渕大臣など二人の大臣が辞任したばかり。不祥事が続いて安倍政権の人気も衰えつつあるのではないかとみられています。アベノミクスも以前ほどのインパクトがありません。世界経済が冷えつつあるなか、日本経済がアベノミクスで成長を続けるのは難