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今年1月29日にドラマ「セクシー田中さん」原作者・芦原妃名子さんが亡くなったことを受けて、日本テレビの社内特別調査チームが調査報告書を発表した。昨年までテレビ局に勤務する社員弁護士として、数々の社内調査に関わってきた元テレビ朝日法務部長の西脇亨輔弁護士に報告書を読んで解説してもらった。 *** 【写真を見る】「セクシー田中さん」で原作とは違う「セリフなしのおかしな登場人物」を演じた人気アイドルやファッションモデル 芦原さんの死とは向き合わないことを選択した調査チーム 今回の報告書は本文だけで91ページの大部だが、その冒頭を読んで私は呆気にとられた。そこには調査の目的についてこう書かれている。 「本件原作者の死亡原因の究明については目的としていない」 では一体何のためにこの3か月間、調査を行ったのか。ドラマ制作のなかで貴重な命が失われたから、その原因を明らかにするために調査をしたのではないの
作家のものとは思えない展示物 3月30日から横浜市の神奈川近代文学館で開催されている「帰って来た橋本治展」。展示された約450点の作品群は、5年前に70歳で亡くなった橋本さんの魅力が満載だ。橋本治さんが遺したマルチな“表現”とは。 *** 【写真を見る】作家の回顧展とは思えない異色の展示品たち 小説家の回顧展といえば、著者近影の大型パネルに、代表作の生原稿、そして数々の受賞歴を記した年譜の展示が相場だが、この方の場合、手編みのセーターやポスター、切り絵、絵画など、およそ作家のものとは思えない多様な展示物で溢れている。 橋本さんの名前が最初に世に出たのは、東京大学在学中、2年生の時に作成した駒場祭のポスターだ。 任侠映画風のポスターの「とめてくれるな/おっかさん/背中のいちょうが/泣いている/男東大どこへ行く」の粋なキャッチフレーズは今読んでも格好いい。東大生のお堅いイメージを覆すしゃれの利
新年度の春。わが子の教育には一層力が入り、自らの新たな学びに挑戦する向きも多かろう。だがわが国の教育事業は、学校教育からリスキリングまで、ベネッセの一強支配が進んでいるのだという。その“問題営業”や“癒着疑惑”の実態とは――。(以下は「週刊新潮」2024年4月11日号掲載の内容です) 速報小室さん夫妻の新居は「温水プール」「ドッグラン」つきラグジュアリー仕様高級マンション “全米で最も住みやすい都市”でテレワークか 教育産業を代表する企業として君臨するベネッセグループ。「こどもちゃれんじ」に「進研ゼミ」と、誰もが見聞きしたことのある教材の親しみやすいイメージとは裏腹に、昨今では、大学入試や都立高入試における公的業務を大口受注するなど、教育産業において、他を寄せ付けない圧倒的な存在感を見せている。 「入試関連の事業において“右に出る者なし”であるのは、もはや周知の事実でしょう。加えて、どの教
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