2009年8月18日のブックマーク (2件)

  • 『居酒屋』 - 蟹亭奇譚

    居酒屋 (新潮文庫) 作者: ゾラ,古賀照一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1971/01/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (23件) を見る 【あらすじ】 主人公ジェルヴェーズは愛人ランチエとともにパリで居酒屋を営んでいる。 貧困な労働者階級の集まるその店で、ある夜、閉店まであと二時間という頃に一のワインを七人で飲んでいるグループ客があった。テーブルにビールグラスを運んで帰ってきたジェルヴェーズを見て、ランチエは激怒する。客が飲んでいるワインは店のものではなく、持ち込みだったのである。ランチエは客のところへ行き談判する。 「こういうことを一度許してしまいますと、きりがなくなるのです」 客たちの年齢層やルックスや話し方はちょっと異様だった。だが、まさか彼らがブルジョア階級の文化人だなどとは思わなかったのだ。たちまち外へ引きずり出され、公衆の前

    『居酒屋』 - 蟹亭奇譚
    wackyhope
    wackyhope 2009/08/18
    「ばなな祭り」の新たな視点。秀逸な文章(ネタ)を書く人が多くて、個人的にはそれらを発見できたのが今回の祭りの最大の収穫。
  • よしもとばななの《私》と《私たち》 - 蟹亭奇譚

    よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」 - 活字中毒R。 先日、ネタっぽく書いたのに、まだなんだかモヤモヤするので、よしもとばななのエッセイ集 『人生の旅をゆく』(幻冬舎文庫) を立ち読みしてみた。書に収録されている「すいか」という題名の文章の一部が、「居酒屋事件」 として引用されているのである。 全体を荒っぽく要約してみよう。なお、よしもとの主張そのものの是非はここでは問わないことにしたい。 高知の人々は他人の善を信じて融通を利かせる。 それに比べて東京の人間は……というところで、例の居酒屋のエピソード。 続いて、セールス電話をかけてきた人の「死んだような声」のエピソード(こちらはhttp://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20090815に引用されている)。 最後に、高知を旅行したとき、無人市場で買ったすいかをホテルに持ち込み、事のときに切っ

    よしもとばななの《私》と《私たち》 - 蟹亭奇譚
    wackyhope
    wackyhope 2009/08/18
    ばなな祭への視点。/「責任の所在がはっきりしない」/「第三者から行動を批判されたときに、被るダメージが分散して、痛くもかゆくもなくなる」/「《私たち》 というありかたは、上手いようなずるいような感じ」