日本相撲協会の伊藤滋外部理事(早稲田大特命教授)は18日、本場所の再開に向け積極的な意向を明らかにした。この日、報道陣から夏場所開催に関する理事としての考えを問われ、「相撲協会は何らかの形で(東日本大震災の被災者の期待に)応えなければならない。本場所かどうかは分からないが、巡業でも」と述べた。 伊藤理事は私見と前置きした上で、相撲協会は八百長問題を抱えているが、被災者に相撲を見せることで社会的責任を果たすべきだ、との見解を示し、「東北(出身)の力士は多く、避難所のお年寄りが一番楽しみにしているのが相撲」と話した。 【関連記事】 【特集】大相撲八百長問題 主なメールのやりとり 【相撲コラム】土俵百景〜大相撲再生への道は?〜 〔写真特集〕貴乃花親方 〔写真特集〕大相撲 連勝を止めた男たち 〔写真特集〕白鵬 連勝の軌跡