同性婚人権救済弁護団員の三輪晃義が『自由と正義』(日本弁護士連合会)2016年8月号(特集「LGBTと弁護士業務」)に寄稿したものです。 同性カップルの直面する法的問題 三輪 晃義 Ⅰ はじめに Ⅱ 同性カップルと婚姻制度 Ⅲ 同性カップルが直面する法的問題 Ⅳ 地方自治体での取組み Ⅴ 最後に Ⅰ はじめに 本特集の論稿「LGBTの基礎知識」でも触れたとおり、普段気付くことはないかもしれないが、多くの同性愛者や両性愛者が身近に存在している。そして、同性同士でカップルを形成して、共同で社会生活を送っている者も少なくない。しかし、その関係性は異性カップルの婚姻のような法的保護を受けられない。そのため、同性カップルは日々様々な不便や不利益を被り、不安定な生活を余儀なくされている。 本稿では、同性カップルが社会生活を営むにあたって具体的にどのような法的問題に直面するのかを概観し、地方自治体にお
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