【ロンドン=森太】英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首席大臣は25日、英国からの独立の是非を問う2回目の住民投票について、「明確な選択肢として十分にあり得る。住民投票に向けての必要な手続きを近く始める」と述べた。 スタージョン氏は、EU側とも今後のスコットランドの位置づけについて話し合いを進める意向を示し、スコットランド在住のEU出身者にこのままとどまるよう呼びかけた。また「英議会は政治的混乱に陥っている。政治の空白が生じつつある」と懸念を示した。 今回の国民投票でスコットランド地方はEU残留が62%を占めた。2014年の住民投票では、55%が英国残留を支持した。