自分探しと楽しさについて (集英社新書)森 博嗣 集英社 2011-02-17 売り上げランキング : 297 Amazonで詳しく見る by G-Tools最近「自分探し」がマイ・ブームなので、ちょっと読みあさってます。そこでまず、森博嗣。工学部の助教授でミステリー作家。とてもへそ曲がりな発想をする先生なので、下手な「専門家」の本よりインスピレーションが貰えるんじゃないかな。そう思って読んで、ビンゴでした。 学生や読者から相談を受け、それにどう答えてるかの話なんですが、全然「答」なんて出してない。うまく悩ませている、って印象ですね。「自分探し」なんてテーマを立てると、「さて、その自分とは何か」と議論が転じ、「何が自分か。自分とはあるのか」のお決まりコースを進むのですが、森先生は早めにここを抜け出している。問いの立て方が違う。「自分探し」という言葉が隠しているものへと入る。「自分」という言
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