寛容と不寛容の間にこそ、人の本質が詰まっているのでは――。そんなやりとりから始まったトークイベント「寛容と不寛容の間ー仏教の智慧を科学する」では、脳科学者・中野信子氏と向源代表・友光雅臣氏が登壇。人間の寛容・不寛容についてお互いの考え、脳科学と仏教から見た考えを語りました。近しい間柄こそ、なぜ許せないと感じてしまいがちなのか? 本パートでは、中野氏と友光氏が、不寛容とは人類の生存戦略の1つであり、人間の業でもある考えを説きました。 不寛容を否定する寛容派は本当に寛容なのか 友光雅臣氏(以下、友光):おはようございます。ご来場いただき、まことにありがとうございます。これから、中野信子先生とトークショーをしていきたいと思うのですが、先立って私の自己紹介をさせていただきます。 品川に本堂があります、常行寺という天台宗のお寺で副住職をやっております、友光雅臣と申します。 この向源という会を主催して
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