ブックマーク / blog.tinect.jp (18)

  • 介護施設であらわになる事実。「死ぬまでコミュニケーション能力は問われ続ける」。

    以前、精神疾患と言えそうにないが、周囲が困り果てている高齢者の“治療”を依頼された話をブログに書いたことがあった。 いじわる婆さんは、精神科で“治療”してしまって構わないのか たとえばその日、精神科外来に“職員に付き添われて”やって来たのは、85歳の婆さんだった。 老人ホームに入所しているが、ケアに手を焼いて、精神科的に解決をして欲しい、という。 診察室に入るや、彼女は「なんだって、私がこんな“きちがい”病院で診察受けなきゃならないの!早く帰らせてちょうだい!」と不満をぶちまけた。 しかし、気のしっかりしている婆さんである。 物忘れについて質問をしたり、簡単なテストを行ったりしても、ことごとくパスする。テレビや新聞のニュースはだいたい把握しているし、老人ホームの職員それぞれの特徴もよく見抜いている。 頭部MRIの画像所見を見ると、むしろ年齢より若々しい脳にすらみえる。 ところが、この婆さん

    介護施設であらわになる事実。「死ぬまでコミュニケーション能力は問われ続ける」。
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    wakaru-web 2019/10/09
    そもそも元気で生きている若いころから、日本では、ライフスタイルの多様性は、社会の目としてはさほど認められていないと思う。
  • アップルストアで8000円かかるiPhoneの電池交換を、めちゃくちゃ安くできたときの話。

    久々の登場になります。 ひろすぎです。 突然ですが、皆さんはスマホ何使ってますか? 私は最近ずっとiPhoneを使っているんですが、どうもこうも電池がすぐなくなってしまって困ります。 「設定」>「バッテリー」から、電池の状態を調べることが出来るのですが、見ると何と80%。 この数字は新品時と比べた時のバッテリーの容量らしいのですが、調べてみると、85%を切ったら即交換をススメるとのこと。 慌てて、Apple Storeに行こうとするのですが、そもそも予約が取れません。また予約が取れたとしても、バッテリー交換にはなんと2週間もかかるといいます。 だから、スマホ、特にiPhoneのバッテリーを変える時にアップル正規店に行く人はどんどん減っているそうです。 (この現代において、バッテリー交換に即日渡し以外の選択肢があるのか…。) そこで、私はgoogle先生に「iPhone バッテリー交換 東京

    アップルストアで8000円かかるiPhoneの電池交換を、めちゃくちゃ安くできたときの話。
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    wakaru-web 2019/08/03
    そんな方法は、全く知りませんでした。
  • 「至急」を乱用するディレクター、マネジャー、管理職は、マネジメント能力が低い。

    端的にいうと、私は「至急」という言葉が好きではありません。 なぜ好きではないのか。 「催促されたくない」という意味でこの言葉が好きでない方は多いでしょう。 人に急かされることが嬉しい人なんていませんから、総じて「至急」という言葉を使うと嫌わるものです。 しかしそのこと以上に、私があえて「好きでない」としてこの言葉を取り上げるのは、 「自分の仕事の段取りの悪さを、強い立場を利用して他人に解決させるズルい言葉、人をダメにする言葉」 だと思うからです。 そもそも、なぜ「至急」などという言葉を使って、他人に指示・依頼しなければいけない状況に陥るのでしょうか。 それは主に、指示・依頼をする側に計画性がないからです。 起こりうる障害を予測して予防・回避する力。 時間や段取りを管理する力。 無理が生じないように交渉する力。 プロジェクト全体を想像し、悪影響が出ない最適な打ち手を考える力。 要するに、マネ

    「至急」を乱用するディレクター、マネジャー、管理職は、マネジメント能力が低い。
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    wakaru-web 2019/08/03
    上から「至急」と言われたからそのまま下へおろす、が多いのでは。
  • 「自分はこの仕事向いていない」と自覚している人のほうが、試行錯誤で良い仕事をすることも多い。

    ゴールデンウィークを過ぎ、梅雨があけ、もうすぐ夏休みがみえてくる、という時期になると、春から入ってきた新人たちは、2つに分かれていくのです。 ひとつめのタイプは、仕事に慣れ、自信もついてきて、やりがいを感じるようになってくる人。 このタイプは、調子に乗り過ぎて、なんでも自分でやろうとして大きなミスをしてしまう、という危険性はあるのですが、総じて、あまり心配しなくて良い人たちです。 そして、ふたつめのグループは、「自分はこの仕事に向いていないのではないか」と悩んでしまう人たち。 仕事があまりにきつくて、になってしまっている、という状況であれば、病院を受診してもらわなければならない案件です。 そこまではいかないのだけれど、なんとなく、今の仕事が自分には合っていない、向いていないという思いがつのってきて、でも、せっかく入った会社であったり、仕事であったりすると、そう簡単に辞める、という決断もで

    「自分はこの仕事向いていない」と自覚している人のほうが、試行錯誤で良い仕事をすることも多い。
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    wakaru-web 2019/07/20
    自分は向いていないと思い込んでいる人のほうが、その不足感を埋めようと一生懸命になるということか。
  • 年金問題でなぜ人は怒るのか?それは国家から養われたいからだ

    とても面白い記事を読んだ。 男性社会の幸福な女性たち|すもも|note 記事によると日は世界経済フォーラムの「ジェンダー・ギャップ指数で149か国中110位と先進諸国でぶっちぎりの下位だが、世界一日の女性は日の男性と比較して幸福度が高いのだという。 これをもって筆者は日は世界一男性よりも女性が幸せな国とする。 そして日の女性の幸福度を高めているのは専業主婦であると読み解いている。 これは体感的にも非常に納得がいく話だ。 身の回りにも、労働のことを懲役か何かのように考えている人が結構多いし、社畜という単語が流行った背景からも、そういうニュアンスを確かに感じる。 懲役と揶揄されるようなシンドイ作業に従事するのと比較すれば、専業主婦の生活の方がそりゃ幸せだってもんだろう。 男性社会の幸福な女性たちとはよくいったものである。 男だって養われたい 以前、男の友人と集まって事をしたときの話

    年金問題でなぜ人は怒るのか?それは国家から養われたいからだ
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    wakaru-web 2019/07/20
    将来、年金が生活をまかなえないことは、20年以上も前からわかっていた。年金定期便を見て、将来本当にその金額で生活できると思っていたのか?国のずさんさはもちろんだが、受け取る側の甘さも際立っている。
  • 「地頭の良い人」と、そうでない人の本質的な違いはどこにあるか。

    コンサルタントをやっていた頃、良いか悪いかは別として、採用に関して「地頭の良さ」を重視する風潮があった。 地頭の良い人間は一定の訓練でそれなりのコンサルタントになる。 だが、お世辞にも地頭の良いとはいえない人間は、いつまでたっても一人前になれなかったからだ。 実際、私が20代半ばで所属していた部署では、中途採用にあたって「学歴」をさほど重視していなかった。 重視していたのはとにかく「地頭」だ。 ある応募者は、「高卒」で「自動車整備工」になり、そして「先物取引の営業」に転職、そして最後に「漁師」という経歴を持っていたが、彼は採用された。 彼の言動は、地頭の良さを十分に感じるものであったからだ。 彼の業務経験の貧しさは訓練でなんとかなる、皆がそう思ったのである。 彼はその後、会社に大きな貢献を残し「支社長」まで努めたのだから、その時の判断は間違っていなかった。 ■ この「地頭」の正体について、

    「地頭の良い人」と、そうでない人の本質的な違いはどこにあるか。
  • 『自己責任論者』だった私が、自分の傲慢さに気づいた時の話。

    わたしはもともと、『自己責任論者』だった。 テストの点が悪い? 試合で負けた? 自分が悪いんじゃん。もっと努力すれば結果は出せたんじゃないの? やってもできないのなら、やり方が悪いんだよ。ちゃんとやれば結果はついてくるんだから。結果が出ないのは、自分に落ち度があったからでしょ。 そう思っていたのだ。 それが傲慢な勘違いであると悟ったのは、高校3年生、16歳のときだった。 「自己責任」が「自業自得」と同じ意味で使われる 『自己責任』を調べてみると、辞書にはこうある。 1自分の行動の責任は自分にあること。「投資は自己責任で行うのが原則だ」 2 自己の過失についてのみ責任を負うこと。 出典:https://kotobank.jp/word/自己責任-518705 「自分の行動の責任は自分にある」 「自分の過失に責任を負う」 このふたつの意味が組み合わさって、最近では 「自分の行動によって結果を変

    『自己責任論者』だった私が、自分の傲慢さに気づいた時の話。
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    wakaru-web 2019/07/18
    「自己責任」という言葉が流行る背景には、日本人の同調圧力があると思う。つまり、「人間みな同じはず」という狭い価値観と、「仲間はずれ」を見つけていじめる体質。
  • 「肥満の原因」にアプローチしたら、1週間で6キロ減量できたのでやったことを書く。

    実はここ1年で結構太った。具体的に言うと標準体重+8キロで、まあ立派な肥満である。 さすがにあまりよろしくないよなぁと半年ぐらい生活を色々工夫してみたり、筋トレをやってみたりしていたのだけど、これがまあ全然やせない。 ダイエットというのは当に面白いもので、人それぞれ色々なカチッとポイントがある。 そこが見つけ出せるとスルッと痩せられるのだが、逆にそれがみつからないと全く進展しない。 まったくもって絶妙なゲームバランスである。 なお、ある統計によるとダイエットの成功確率は3%程度のようで、まあ端的にいって超高難易度ゲームだ。 どうしたもんかなーと思っていた時、「トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ」という非常におもしろいを見つけ、このに書かれた通りに色々やってみたところ見事に1週間で6キロほどの減量に成功したので、ちょっとサクセスポイントやNGポイントを交えて書いてい

    「肥満の原因」にアプローチしたら、1週間で6キロ減量できたのでやったことを書く。
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    wakaru-web 2019/07/18
    「動労は身体に悪い」「仕事を休んだら痩せた」これかな!?
  • 「批評と分析」を得意とする人と、「創造」を得意とする人とは、種類が違う。

    先日某所であった、交流会でのこと。 「すごい人なので、会ってみてくださいよ」と言われて、ある経営コンサルタントの方を紹介された。 結論から言うと、辣腕のコンサルタントだと感じた。 分析は的確、話の事例が豊富で「こんな企業は成功する」「こんなやり方は失敗する」という話題に説得力がある。 多くの顧問起業を抱えているそうで、紹介者が「すごい」と言っていたのも頷ける。 そこへ、何人かの起業家が話の輪に加わった。 皆、そのコンサルタントの話を熱心に聞いている。中にはメモをとる方もいた。 その後。 会合のあと帰路につくとき、その起業家の方々と、上述したコンサルタントの話になった。 「あのコンサルタントの方の話、面白かったですね。」 「そうですねー。」 「なんか、我々とは世界観が違う、って感じですよね。」 ……世界観? 「といいますと?」 「私は起業家同士で会うことが多いので思ったのですが、ああいう分析

    「批評と分析」を得意とする人と、「創造」を得意とする人とは、種類が違う。
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    wakaru-web 2019/07/18
    評論家とクリエーターが違うのと同じように、スポーツ選手と監督も領域が違うのでしょうね。選手時代に優れていても、監督としてどうかは、また別の問題ですね。
  • なぜ「分かりにくい文章」が生まれるのか。

    メールやチャットなどのテキストコミュニケーション、企画書の作成、外部への情報発信など、現代は、一般のビジネスパーソンにも文章力を求める時代であると言えます。 そんな中、私の文章はお客様から「分かりやすい」とご評価をいただくことがあります。 現在の私の役職は代表取締役です。 キャリアの多くは、デザイナーとして過ごしてきました。 近年はマーケターとしての活動も多いですが、編集やライターの経験はなく、文章についての専門的な訓練を受けたことはありません。 職の方が見れば、基ができていない部分も多々あるでしょう。 しかしながら、専門的な教育を受けたことがないからこそ、私のノウハウは、普通のビジネスパーソンでも真似できるものなのかもしれません。 そこで稿では、文章を書く上で私が一番気をつけている「分かりやすさ」について、お話しさせていただきます。 *** まずは以下の例文をご覧ください。 なぜユ

    なぜ「分かりにくい文章」が生まれるのか。
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    wakaru-web 2019/07/12
    わかりにくい文章って言うのは、つまり、読む人のことを考えていないものだよね。
  • 高島屋の店長に話を聞いたら、地方で着々と「人口減少社会への適応」が進んでいて、驚いた。

    つい先日、高崎高島屋の中川徹社長に話を聞くため、群馬県の高崎市に行ってきた。 彼は中高の同級生で、再会するのは20年以上ぶりだ。 中川さんは、高崎に配属される以前は、神奈川県横浜市にある、港南台店の店長に店舗史上最年少で抜擢され、構造改革に力を尽くしてきた、やり手である。(参考:「港南台モデル」を 高島屋港南台店・最年少店長) 旧交を温める中で、仕事の話も出る。 そこで中川さんから、3つほど、面白い話を聞いた。 1.高崎高島屋は、7年連続増収 百貨店の不振が報じられることが多いが、高崎高島屋は「地方都市」という条件ながら、7年連続で増収だ。 「百貨店不振」の常識から外れている。 これは「高崎市」が北関東地区における企業の主要拠点になっており、特に活力がある場所だからだ。 数字で見る高崎の都市力2018(1)人口編 ここのところ高崎市の躍進がめざましい。「高崎市が全国から注目されるようになっ

    高島屋の店長に話を聞いたら、地方で着々と「人口減少社会への適応」が進んでいて、驚いた。
  • 「若いからいいね」という発言は、励ましに見せかけた巧妙なマウンティングである。

    「若いから良いよね」とか「若いから何でもできるね」とか「若いんだからどんどん挑戦した方が良いよ」とか、「若い」ことを理由にした励ましを良く受ける。 励ましていただけるのは大変ありがたい。 そして、たしかにまあ自分は若いとはおもう。 小中高生には負けるが、少なくとも社会人を分類した時に「若手」とか言われるところに入る。 いわば、オトナ部門の小学生だ。 ちょっと何を言っているかわからないけど、まあとりあえず、社会的に若いと言って大丈夫だろう。 ちなみにいきなり論点がずれるが、20代後半になると「もうおばさんだから~」とか言って、すぐに自分をネガティブなニュアンスを含んだ存在として扱う風潮。ありますよね。コレあんまり好きじゃない。 「おばさん」かどうかという言葉の定義はどうでも良いのだけど、あんまり自分を落とすようなメッセージをわざわざ自分に投げかけない方が良いんじゃないかと思う。 そんなよくわ

    「若いからいいね」という発言は、励ましに見せかけた巧妙なマウンティングである。
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    wakaru-web 2019/07/06
    「若いからいいね」というのは、「私は若くないから、もうあなたみたいにできない」「後はもうあなたたちでやってちょうだい」というエセ先輩的な逃げ口上にしか聞こえない。ちなみに私は若者ではありません。
  • 「寿命ばかり伸びて、突然死のない社会」が、シンドすぎる件。

    ここ最近、老後2000万円問題が話題となっていた。 (参考:言ってはいけない年金制度の真実 「老後資金2000万円不足」の当の意味(橘玲)�) この問題をみたときに僕が思ったのは、長寿社会というものの負の側面が徐々に現れてきたなという事だった。 ご存知の通り、日人の寿命は非常に長い。 厚生省の発表によると、男性は81歳程度。女性に至っては87歳程度にもなるという。 65歳を定年とする今の日社会においては、約20~30年、人によっては40年近くもの歳月を”働かず”に生き抜かなくてはならない。 その老後の生活を安心して過ごすための年金制度だったわけだけど、その根幹が揺るがされた、との事で今回の件はここまで燃えているのだろう。 この問題をみたときに、即座に思いつく回答のうちの1つが「だったら働けばいいじゃないか」という事だろう。 実際、僕もそう思ったのだけどこれはかなりの割合の人には死刑宣

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    wakaru-web 2019/07/02
    死ぬのも生きるのもしんどい国だね。
  • 月収3万円であっても、自分の裁量で「どれだけやるか」を決められるのが、フリーランスの良さ。

    わたしのなかで、印象に残っているやり取りがある。 とある人に、働き方について聞かれたときのことだ。 「いくら稼いでいますか?」 「仕事は生活の手段なので、そんなでもないですよ」 「もっと稼ぎたいとかは?」 「うーん、とりあえずいただいたお仕事を一生懸命って感じで」 「じゃあ、どんな目標をもっていますか」

    月収3万円であっても、自分の裁量で「どれだけやるか」を決められるのが、フリーランスの良さ。
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    wakaru-web 2019/07/01
    独立を果たした「成功者」としての「フリーランス」のイメージがあるのか。今はもっと多様化していると思う。
  • Googleの社員食堂に感じた、格差社会のリアル。

    つい先日、Googleランチに行ってきた。 Googleはオフィス内に3つの堂があり、その全てを無料で社員は利用する事ができる。そして社員に知り合いがいると、その堂を外部の人間も利用できるのだ。 <参考 Googleの社員堂行ってきた! – はらぺこグリズリーの料理ブログ > あの有名なGoogleの中に潜入できる!こんなワクワクする展開もそうはあるまい。 というわけでGoogle社員に聞いた色々な話を織り交ぜつつ、現代のグローバル企業の深淵に迫っていこう。 能力不足でクビになった人が1人もいないGoogle支社 六木ヒルズの43階にあるGoogle堂での光景は異様としかいいようがない。 雰囲気を一言で表せば、まるで外国の大学のカフェテリアのようである。 そこに並ぶのは「ホテルのビュッフェかい!」といいたくなるような色とりどりの品目。全部で20種類ぐらいはあったんじゃないだ

    Googleの社員食堂に感じた、格差社会のリアル。
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    wakaru-web 2019/06/26
    「営業がないから」だけで社風がいいわけではないだろう。それだけハイスペックな人材が集まってくるのか?
  • 「上下関係にこだわる人を、絶対に入れたくない」という会社の話。

    先週のしんざきさんの記事 「「職位が高い人間ほど、技術的な実務から遠ざかってしまう」のを解消しようとして、失敗した時の話。」 を読んで、思い出した話があったので、書いてみたい。 この話のキモは、なんと言っても次の部分である。 細かい不満は色々とあったんですが、突き詰めてみると 「コーディングが出来るのはいいんだけど、ぶっちゃけ職位が下のヤツにあれこれ管理されるのはなんか嫌」 という、言ってしまえば極めて感情的な問題がその状況の根原因でした。 上の話の通り、会社には、「格付け」やら「序列」やらに、強いこだわりを見せる人が、当にたくさんいる。 彼らはわずかでも「軽んじられた」と感じると、子供のように拗ねてしまう。 例えば、こんな具合だ。 「俺のところに会議の出席案内きてないけど?」 「なんで部長に言う前に、俺のところに持ってこないの?」 「これ、席順が間違ってるだろ。」 それは極めて強力で

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    wakaru-web 2019/06/26
    「人を見下すクセがついてしまっている」これは、「そういう人いるよね」という人事では済まされない。
  • 名声をあきらめ、自らを客観視できなくなり、私は無事、中年となった。

    自意識過剰で、刹那的な生き方を好むポーズを崩さない、つまりは、よくいる根暗なサブカル青年だった私は、自分は30歳までには死ぬだろうと思っていた。 気がつけば、生きる筈のない30代も終わろうとしていて、あの時代とここは地続きだったのか、という驚きとも諦めともとれない感情を抱きながら、もはや、はっきりとした感傷にも浸ることなく、無事、私は中年になった。 フリーランスのプログラマにとって、年度末は稼ぎ時だ。 その日も私は、システム開発のヘルプとして駆り出されて、依頼元である制作会社のオフィスで作業していた。 作ろうとしているものは平凡なもので、長い経験のある自分としては、スケジュールがタイトである以外は、手慣れた仕事だと思った。不安があるとすれば、システムの基になるフレームワークを実際に仕事で使うのが初めて、ということだった。 だが、私の得意なWebシステムであることに違いはない。 フォームか

    名声をあきらめ、自らを客観視できなくなり、私は無事、中年となった。
  • 「フランスのひきこもりはデートする」から見えてくること

    最近、日で「ひきこもり」の話題を見かけることがめっきり少なくなりました。 精神科医の斎藤環さんが『社会的ひきこもり──終わらない思春期』を出版した90年代後半から、「ひきこもり」はいまどきの青少年の社会問題としてクローズアップされてきました。 しかし、2010年代になってから精神医学の方面で目にするのは、青少年の社会問題としての「ひきこもり」ではなく、高齢化する「ひきこもり」の話題です。 私自身の臨床感覚としても、”青少年が新たに「ひきこもり」になった”という相談を受ける頻度はめっきり少なくなったという印象です。 00年代の精神科では珍しくもない存在だった「十代や二十代のひきこもり」が、現在は少なくなっていることを裏付ける統計的資料を探してはいるのですが、「高齢化するひきこもり」についての資料はザクザク見つかる一方で、「若いのひきこもりの発生率は低下している」ことを裏付ける資料はまだ見つ

    「フランスのひきこもりはデートする」から見えてくること
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