まず、オリンピックを見て感動したのが生まれて初めてだった。これは自分の年齢などの要因もあるかもしれない。そういう意味では新鮮だった。それだけに真剣に見たし、思うことがあったので取り留めもなく書いておこうと思う。まず、この記事を書こうと思った背景として為末大氏・著『諦める力』を読んだことが影響していることにも触れておきたい。この本には、当事者だったからこそリアルに語れる”アスリートという生き方”の難しさが詳しく記されている。 その中で一番俺の心に残ったのは”日本人独自の精神性”についてだ。 為末氏はアメリカ在住歴があることから自らの観点を”欧米と日本の中間くらい”と評している。 書籍なのでオブラートにこそ包まれているが、そこから読み取れる感情は激しいものだった。「染みったれた島国根性なんか引きずってないで効率的に適材適所でベストを尽くそうぜ!」という叫びが行間から読み取れた。 彼の考え方は日