2011年01月19日13:19 カテゴリ本経済 資本主義の不安 きのうのアゴラ連続セミナーでは『資本論』を読んだ。この準備のために、10年ぶりぐらいに訳本を読んだが、あらためてすごい本だと思った。といっても、昨今のマルクス本のように「プレカリアートの味方」だとか「人間疎外を告発した」とかいう話ではない。マルクスは、そういう凡庸な平等主義を否定していた。 一般には、マルクスの価値論はリカードの焼き直しだと思われているが、廣松渉も指摘するように、彼は価値実体論を疑い、あと一歩で労働価値説を否定するところまで行っている。たとえば等価形態を説明する部分には、有名な次のような叙述がある:この人が王であるのは、ただ他の人々が彼に対して臣下としてふるまうからでしかない。ところが彼らは反対に、彼が王だから自分たちは臣下だと思うのである。これは「価値は距離のようなもので、一物の価値というのはありえない」と
縦書きやルビといった日本語組み版をWebブラウザや電子書籍などで実現するための仕様策定が、Web標準を策定しているW3Cや、電子書籍の標準を策定しているIDPFなどで進行していますが、それに合わせてWebブラウザでの実装も進んでいることが発表されました。 発表は、総務省、平成22年度「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)の「EPUB日本語拡張仕様策定」を受託したイースト、共同提案者の日本電子出版協会、アンテナハウスの連名で行われており、このプロジェクトによりSafari、ChromeなどのWebブラウザ、iBooksなどの電子書籍ビュアーなどで日本語組み版の実装が進んでいることを次の画面で紹介しています。 年内には日本語組み版が実装される見通し 発表された画面は、WebブラウザのレンダリングエンジンとなるWebkitの開発中のビルドを用いて行ったもの。縦書き、ルビ、圏
本当のところはどうなんでしょうかね? 携帯電話の電磁波が脳に及ぼす影響をめぐっては、これまでも様々な調査研究が重ねられ、その危険性の有無が議論されてきましたけど、また新たに海外では波紋を呼びそうな流れが強まってきているようですよ。携帯電話メーカーも、この論議の行方には細心の注意を払っているみたいです... というのも、ワシントン大学のヘンリー教授が、過去の400以上の調査論文を再評価した結果、携帯電話の電磁波が脳のDNAに何らかのマイナスの影響を与えることが認められたとのデータは、調査のスポンサーに携帯電話メーカーやキャリアが名前を連ねていると減少したものの、より中立的なスタンスで実施された調査では、危険性を示す結果が2.4倍も増えていることを発見。もしかすると実際の危険を小さく見せようと、携帯電話は身体に安全な電子機器であることを強調するようなデータばかりをクローズアップさせる圧力があっ
地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を、金属の触媒を使って、医薬品やプラスチックの合成に利用可能な炭素資源に変換する手法を、東京工業大学の岩沢伸治教授(有機合成化学)らのグループが開発した。 「厄介者」の二酸化炭素を資源として有効活用できれば、化石燃料の枯渇や環境問題などの解決にもつながると期待される。研究成果は米化学会誌に発表された。 二酸化炭素は非常に安定しており、反応しにくいため、工業的な利用は、尿素やポリカーボネートの生産など一部に限られている。 研究グループは、炭素化合物の反応性を高める金属触媒のロジウムに着目。ロジウムが結合しやすいように工夫した炭素化合物を使うと、ロジウムの働きで、炭素―水素の化学結合が切れやすくなり、二酸化炭素と結びつくことを発見した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く