Rust 1.0の公式リリースを間近に控え,Mozilla ResearchのNiko Matsakis氏は,同言語に今後追加を予定している新機能に関して,その優先順位を評価する作業に着手した。Rust言語が今後選択すべき方向性について,公開の場での議論を促すためだ。InfoQはMatsakis氏に話を聞いた。 Matsakis氏の評価では,時間による影響度 - 時間の経過によって機能追加が難しくなる度合い - や,Rustの開発者コミュニティ全般に与える影響,あるいは,解決可能な問題の範囲といったものを基準に,機能を3つの優先順位のレイヤにグループ分けしている。 最優先の機能に氏がリストアップしているのは,以下のようなものだ。 ファイルシステムAPIやメモリ割り当てAPIなど,ライブラリAPIの標準化。 WindowsおよびARMサポートの改善。結果としてこれは,RustのMinGWへの