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  • 人類の1/3が感染!あなたはすでに、トキソプラズマに脳を操られている? : サイエンスジャーナル

    トキソプラズマ症とは何か? トキソプラズマ症とは、トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)による原虫感染症である。世界中で見られる感染症で、世界人口の3分の1が感染していると推測されているが、有病率には地域で大きな差がある。 健康な成人の場合には、感染しても無徴候に留まるか、せいぜい数週間のあいだ軽い風邪のような症状が出る程度である。しかし胎児・幼児や臓器移植やエイズの患者など、免疫抑制状態にある場合には重症化して死に至ることもあり、重篤な日和見感染症といえる。重症化した場合には、脳炎や神経系疾患をおこしたり、肺・心臓・肝臓・眼球などに悪影響をおよぼす。予防するためのワクチンはない。 健康な人は感染しても、リンパ節が腫れる程度でほとんど気付かない。普通は治療の必要がない場合が多い。我々はすでに多種多様な腸内細菌と共生しており、同じように、体内で生活している生物の一種と考えても差

    人類の1/3が感染!あなたはすでに、トキソプラズマに脳を操られている? : サイエンスジャーナル
  • 太陽系ではありえない!逆行する系外惑星の謎?すばる望遠鏡が解明 : サイエンスジャーナル

    逆行する惑星系 地球や太陽の自転や惑星の公転の向きはどちら向きだろう? 正解は左回り(反時計回り)である。これはどの惑星の自転や公転は同じで、みな反時計回りだ。 例外として、金星と天王星の自転は、公転面に対してほぼ横倒しの状態で自転している。逆方向に公転している天体のほとんどは彗星で、これらは非常に離心率の大きな軌道を持っている。 惑星が他の惑星と同じ方向に運動している状態を順行(prograde motion)。それに対して、順行と逆の方向に運動している状態を逆行(retrograde motion)という。天体の順行・逆行には、その天体の回転(公転・自転)方向自体の正逆に起因するものと、地球から天体を見た場合に起こる見かけの現象とがある。 今回、国立天文台と東京大学の研究者を中心とする研究グループは、逆行惑星を持つ惑星系HAT-P-7に、これまで知られていなかった伴星(連星をなすもうひ

    太陽系ではありえない!逆行する系外惑星の謎?すばる望遠鏡が解明 : サイエンスジャーナル
  • 直径40億光年、定説覆す超巨大クエーサー群発見!初期宇宙形成の謎を解く鍵 : サイエンスジャーナル

    直径40億光年、定説覆すクエーサー群 クエーサー (Quasar、QSO) とは、非常に離れた距離において極めて明るく輝いているために、光学望遠鏡では内部構造が見えず、恒星のような点光源に見える天体(準恒星状電波源、quasi-stellar radio source)のこと。日語では準星などと呼ばれていた。スペクトルの電波部分が弱いクエーサーのみを区別してQSOと呼ぶ場合もある。また、以前はクエーサーがホワイトホールであるとする説もあった。 現在では活動銀河核の一種とされ、性質の類似から、クエーサーと比べて比較的近傍に存在する活動銀河核を持つ銀河の一種である「セイファート銀河」と同じ種族を構成すると考えられている。クエーサーのスペクトルは大きな赤方偏移を持っている。この大きな赤方偏移は、クエーサーが地球から極めて高速で遠ざかっていることを意味するので、ハッブルの法則によりクエーサーは極

    直径40億光年、定説覆す超巨大クエーサー群発見!初期宇宙形成の謎を解く鍵 : サイエンスジャーナル
  • アルマ望遠鏡、本格運用開始!アルマが開く、まだ誰も見たこともない「宇宙の姿」 : サイエンスジャーナル

    チリでアルマ望遠鏡が観測開始 1月3日、世界最高性能を持つ、アルマ望遠鏡が格的な観測が始まった。国立天文台は、南米チリの標高5千メートルの高地にあり、欧米とともに建設を進めている電波望遠鏡「アルマ」で、格的な観測を開始したと発表した。 アルマは、66台のパラボラアンテナを組み合わせて運用する予定だが、当面は先行して完成した16台で観測する。 研究チームは同日、地球から約7千万光年離れた「アンテナ銀河」の画像を公開。格観測に先立つ調整段階の画像だが、従来の電波望遠鏡と比べても世界最高品質の画像だという。アルマはハッブル宇宙望遠鏡の画像との重ね合わせて、ガス雲が分布する様子など可視光では見えない世界を写し出せる。(2011/10/03 共同通信) 翌4日には、アルマからの観測結果が発表された。遥か彼方にある、恒星のまわりに惑星が形成されている場面をとらえることに成功した。ただし、これは、

    アルマ望遠鏡、本格運用開始!アルマが開く、まだ誰も見たこともない「宇宙の姿」 : サイエンスジャーナル
    waman
    waman 2013/01/08
    宇宙に Chrome のロゴがw
  • 高速増殖炉「もんじゅ」が不要に?軽水炉で高増殖が可能に!核燃料サイクル実現へ : サイエンスジャーナル

    世界初の「軽水冷却原子炉による高増殖性能」を計算上で達成 夢のような研究成果が発表された。燃料棒の設計を変えただけで、原発軽水炉で、高増殖が可能になるという。 これが、もし実現可能ならば、危険な金属ナトリウムも使わず、今まで処分の難しかった核燃料廃棄物が、中性子を吸収してPu239という燃料に変わる。これにより、通常は85年程度で枯渇すると言われたウラン資源を100倍活用できる。素晴らしい研究成果である。 早稲田大学(早大)は12月26日、放射能の密封性を損なうことなく水対燃料体積比を低減できる、核燃料棒を隙間なく束ねた新燃料集合体を考案し、世界で初めて「軽水冷却原子炉による高増殖性能」を計算上ではあるが達成することに成功したと、同大大隈会館にて行われた会見にて発表した。 会見を行ったのは、早大理工学術院 先進理工学研究科 共同原子力専攻の岡芳明特任教授。今回の発表に関する詳細な内容は、1

    高速増殖炉「もんじゅ」が不要に?軽水炉で高増殖が可能に!核燃料サイクル実現へ : サイエンスジャーナル
    waman
    waman 2013/01/04
  • 原発の活断層は特定できるか?未熟な地震予知技術、活断層判断は困難! : サイエンスジャーナル

    敦賀破砕帯、活断層の可能性 原子力発電所の下の活断層が問題になっている。活断層かそうでないか、専門家どうしが議論してもはっきりと結論が出ない。果たして特定することはできるのだろうか?現状を調べてみた。 例えば、敦賀発電所の敷地内の断層(破砕帯)について、原子力規制委員会は12月10日、日原子力発電敦賀発電所の敷地内破砕帯に関する評価会合を開催した。 問題視される敦賀2号機の直下に延びる「D-1」と呼ばれる破砕帯について、原電は「少なくとも9万5千年以降は動いていない」と強調。さらに詳細な再調査を行う意向を示した。ただ敦賀発電所を現地調査した専門家からは、D-1を活断層とみなす意見や、活動性の強い浦底断層が敷地にあることを問題視する意見が相次いだ。 規制委の島崎邦彦委員長代理は専門家の見解に「大きない違いはない」とし、D-1破砕帯の一部を「活断層として考えられる」とまとめた。 (2012

    原発の活断層は特定できるか?未熟な地震予知技術、活断層判断は困難! : サイエンスジャーナル
    waman
    waman 2013/01/04
  • 2013年の星空は?楽しみな 2大彗星の接近(パンスターズ彗星・アイソン彗星)! : サイエンスジャーナル

    1月の星空と木星 気象庁は1日、冬型の気圧配置が強まる影響で、北陸と北日北海道、東北)で2日から3日にかけ、大雪や暴風に見舞われる恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。日海側は大雪である。 一方、ここ湘南は晴れて穏やかな正月を迎えた、夜になってもきれいに冬の星座が見える。真上に一際明るく輝くのは木星だ。2012年、金環日や金星の日面通過など賑やかだった天文現象、今年、2013年はどうなるのだろうか? 2013年は彗星の一年。3月にはパンスターズ彗星(C/2011 L4)が、12月ごろにはアイソン彗星(C/2012 S1)が、どちらもマイナス等級まで明るくなると予想されている。金環日や金星の日面通過と違い、彗星を観察できる期間は長い。期待を裏切らない大彗星になることを願いたい。 現在、北半球は真冬だが、1月2日(水)地球が近日点を通過する。つまり、太陽に一番近づく日だ。3日(木)、午後

    2013年の星空は?楽しみな 2大彗星の接近(パンスターズ彗星・アイソン彗星)! : サイエンスジャーナル
  • ザリガニが真犯人だった?両生類の危機!世界に広がるカエルツボカビ症 : サイエンスジャーナル

    カエルツボカビが世界的に蔓延 カエルツボカビ症は、ツボカビの一属一種の真菌カエルツボカビによって引き起こされる両生類の致死的な感染症である。野生の個体群でのこの疾病に対する効果的な対策は存在しない。ただし、カエルの種によって感受性は異なり、アフリカツメガエル( Xenopus laevis )やウシガエル( Rana catesbeiana )は感染しても発症しない。 この病気は北米西部・中米・南米・オーストラリア東部で劇的な両生類の減少あるいは絶滅を引き起こしてきた。この病気は世界的な両生類の生息数と、世界の両生類種の30%もの種数の減少に関連している。減少のうちいくらかはこの菌によるものと信じられているが、感染に抵抗している種もあり、またいくつかの個体群が感染が低レベルで持続して生き延びていることも報告されている。 このほど、この感染症を拡散している真犯人が明らかになった。ザリガニだ。

    ザリガニが真犯人だった?両生類の危機!世界に広がるカエルツボカビ症 : サイエンスジャーナル
  • 世界最強!4万倍強化した“X線自由電子レーザー”が、化学反応の瞬間を捉える? : サイエンスジャーナル

    超高強度のX線レーザーを開発 X線レーザーは、X線のレーザーである。X線は波長が短く、1pm(ピコメートル)~10nm(ナノメートル)程度しかない電磁波である。波長がおよそ10pm(ピコメートル)よりも短い電磁波であるγ線(ガンマ線)はX線の一部である。 レーザーというと、DVDなどで使われるレーザーが身近にあるが、これらは、可視光や紫外光の波長領域、つまり波長が数100ナノメートルの光を出すレーザーである。これに対し、X線レーザーの波長は、0.1ナノメートル以下である。この波長は原子の大きさ程度に相当するため、原子や電子の分布といった、今まで見ることができなかった非常に小さな世界を映し出すことができる。 今回、 高輝度光科学研究センター、大阪大学、東京大学、理化学研究所、科学技術振興機構の5者は12月17日、X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」において、原子レベルの表面精度

    世界最強!4万倍強化した“X線自由電子レーザー”が、化学反応の瞬間を捉える? : サイエンスジャーナル
  • “宇宙の夜明け”が見えた?およそ133.2億年前の初期銀河をハッブル宇宙望遠鏡で撮影 : サイエンスジャーナル

    “宇宙の始まり”への挑戦 宇宙の果てはどうなっているのだろう?宇宙の始まりはどうなっていただろう?…これは現在も探求が続けられている、天文学の最大テーマの一つである。 2012年4月24日、国立天文台などの研究チームは、すばる望遠鏡(米ハワイ島)を使った観測で、これまでで最も遠い127.2億光年先に、銀河が集まる銀河団を見つけたと発表した。約137億年前の宇宙誕生から10億年に満たない時期の「原始銀河団」の発見は、宇宙の構造が形成される過程を解明する手掛かりになった。 今回、NASAのハッブル宇宙望遠鏡が、137億年前のビッグバンから数億年後の“宇宙の夜明け”に誕生した、7つの銀河の姿を撮影するのに成功した。発見したのは米カリフォルニア工科大や東京大、米航空宇宙局(NASA)などの国際チームで、12月12日に発表した。 最も古いものはビッグバンから3億8千万年後にできた。7つの銀河の形成時

    “宇宙の夜明け”が見えた?およそ133.2億年前の初期銀河をハッブル宇宙望遠鏡で撮影 : サイエンスジャーナル
    waman
    waman 2012/12/17
  • ニュージーランド、トンガリロ山が噴火!世界の火山、最近の噴火と過去の大噴火 : サイエンスジャーナル

    ニュージーランド、トンガリロ山が噴火 日では、2011.3.11、東日大震災の影響で、富士山に噴火の可能性があると話題になっている。世界ではどうなっているのだろうか? 2011年11月21日、ニュージーランド北島のトンガリロ国立公園で、標高1978メートルのトンガリロ山が大噴火した。今年8月にも1897年以来の大規模噴火を起こしたばかり。今回は5分間続き、噴煙は上空4キロに達した。激しい火山活動はひとまず終息したと見られているが、同規模の噴火が数週間以内に発生する可能性も指摘されている。 ニュージーランドの空の便は、北島上空を飛ぶ国内線の一部が運休となった。2010年にアイスランドで発生したエイヤフィヤットラヨークトル火山の噴火など、非常に大規模なケースでは、地球規模で航空便が麻痺する危険性もある。 アメリカにあるコロラド州立大学大気科学共同研究所(CSU/CIRA)のスティーブン・ミ

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    waman
    waman 2012/12/14
  • まるでガラス細工のような月の重力場地図!Grail(聖杯)という名の探査機 : サイエンスジャーナル

    月の重力場地図、グレイルで作成 カラフルな飴玉かガラス細工のようだが、これは月の重力場地図だ。赤い領域は重力が大きい場所、青い領域は重力が小さい場所だ。 NASAの双子の月探査機グレイル(GRAIL:Gravity Recovery and Interior Laboratory)は、2011年から月の軌道を周回し、月面の山や谷の上を飛びながら月の重力変化を記録している。洗濯機サイズの同探査機は、1機が大きな重力場のある領域の上に差し掛かると、わずかにスピードを上げてもう1機との距離を広げる。このわずかな位置変化を利用することで、画像のように詳細な月の重力場地図が作成された。 米国東部夏時間2011年9月10日9時8分(日時間22時8分)、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地からNASAの月探査機「グレイル」を搭載したロケット「デルタII」が打ち上げられた。グレイルは約3カ月後に月軌道に

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  • 水素に新たな健康効果!濃度2%の水素ガス吸入で心肺停止から快復! : サイエンスジャーナル

    時代は水素循環社会へ 水素は次世代のエネルギー源である。例えば、家庭用燃料電池の「エネファーム」は、都市ガスの主成分であるメタンを触媒反応で、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)に分ける。取り出した水素を燃料電池で発電すると同時に、一緒に出る熱でお湯も沸かす。 燃料電池車は車に積んだ水素と空気中の酸素を反応させて生み出した電気でモーターを動かす。同時につくられた水だけを車外に出すので“究極のエコカー”ともいわれる。燃料電池車は2015年に一般販売する予定だ。 水素は、爆発しやすいので危険だと思うかもしれないが、それは都市ガスやプロパンガスも同じだ。これまでなんども爆発事故を起こしている。ガソリンにしても、爆発しやすい燃料だが、皆平気で車に乗っている。むしろ燃えた後、水になるので水素は環境に優しい。CO2を出す化石燃料の方が問題だ。管理さえすれば十分に燃料として利用できる。 水素は燃料ばかりで

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    waman
    waman 2012/11/16
  • 発見!乳酸菌が作るペプチドで記憶力向上?乳酸菌のさまざまな健康効果 : サイエンスジャーナル

    乳酸菌がつくるペプチドに「記憶力向上効果」 乳酸菌は健康によいというが、どのように役立つのだろうか? 乳酸菌は、ヨーグルトや漬物の中にふくまれているが、腸内の善玉菌の代表でもあり、これが増えると大腸が健康になる。乳酸菌が乳糖を分解すると発生する乳酸と酢酸により悪玉菌の増殖が抑えられるので、腸内環境がよくなり、便秘も解消される。 また、乳酸菌の活動により、いろいろの健康上の有用物質(乳酸菌生産物質)が作られて、大腸内で吸収されて健康を促進する。例えば、糖尿病、心不全、緑内障、ガンなど殆どの病気を軽減させたり、療す可能性もある。 ただし乳酸菌(生きたもの)は、胃酸(強い酸)で分解され易いので、大腸にまで達するのは極く少数になってしまう。しかし、乳酸菌が生産した物質は分解されずにそのまま腸に達するので、乳酸菌品(ヨーグルト、糖漬物など)はそれなりに有効とされる。 今回、乳酸菌で有名なカルピスが

    発見!乳酸菌が作るペプチドで記憶力向上?乳酸菌のさまざまな健康効果 : サイエンスジャーナル
  • 「超伝導の光」横浜に…夢は世界を繋ぐ大送電網!「超伝導送電」実証実験開始! : サイエンスジャーナル

    サンディ被害「ニュヨーク大停電・再び?」 大西洋で観測されたハリケーンとしては最大規模の「サンディ」の来襲で、米国では少なくとも92人が死亡、地下鉄トンネルは洪水被害を受け、東海岸ではニュージャージー州を中心に最大850万の世帯と企業が停電となった。1日時点でも停電しているのはサウスカロライナ州からメーン州やミシガン州におよぶ地域で約480万世帯。 ニュヨークの大停電は今回だけではない。1965年北アメリカ大停電、1977年ニューヨーク大停電、2003年北アメリカ大停電と度々問題になった。その他にも、送配電線の損傷や地下ケーブル、発電所の火災など、多くの電力トラブルが頻発しており、日では殆どなくなった停電が日常茶飯事のように起こっている。なぜこれほど停電が多いのだろう? この原因のひとつは、戦火にまみえず、また、電力自由化等による投資の抑制によって更新が遅れたために、時代遅れになっている

    「超伝導の光」横浜に…夢は世界を繋ぐ大送電網!「超伝導送電」実証実験開始! : サイエンスジャーナル
  • ペルム紀末の大量絶滅は、死ぬほど暑かったから?現代の地球温暖化は? : サイエンスジャーナル

    「暴走する温室」ペルム紀末の大量絶滅 今から約2億9,900万年前から約2億5,100万年前までの期間をペルム紀とよぶ。以前はドイツの地層(上下二分される)名から二畳紀と呼ばれることが多かったが、近年はペルム紀と呼ばれることが多い。石炭紀の後、三畳紀(トリアス紀)の前の紀である。また、古生代の最後の紀であり、ペルム紀が終わると中生代となる。ペルム紀という名前は、ロシアのペルミという都市から名付けられた。 ペルム紀には、様々な植物、巨大な両生類や爬虫類が生息していた。その中には、恐竜や現生爬虫類の祖先となる双弓類もいた。哺乳類の祖先に当たる単弓類(哺乳類型爬虫類)も繁栄し、陸上には豊かな生態系が築かれていた。ペルム紀の浅い海の堆積物からは、豊富な軟体動物、棘皮動物、腕足動物の化石が産出する。三葉虫なども繁栄していた。植物では、シダ植物に加え、イチョウ類やソテツ類といった裸子植物も繁栄を始めた

    ペルム紀末の大量絶滅は、死ぬほど暑かったから?現代の地球温暖化は? : サイエンスジャーナル
    waman
    waman 2012/10/30
    『ペルム紀直後(三畳紀初期)には海面温度が摂氏40度に達していたことが明らかになった。研究チームが致死的な暑さと評する高温だ。同じ領域における現在の平均温度は摂氏25~30度だ。』
  • 45億年前、月の誕生理由は「巨大隕石衝突」!亜鉛分析でほぼ確定か? : サイエンスジャーナル

    月の誕生、「巨大隕石衝突説」確実か? 月の誕生は地球と巨大隕石(いんせき)とが衝突した結果によるもの──この37年前に提唱された説を裏付ける科学的痕跡が新たに見つかったとする研究論文が17日の英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された。 地球の衛星である月が誕生した過程については、天文学者たちが1975年の会議である仮説を提唱した。数十億年前、まだ生まれてまもなかった地球と、火星ほどの大きさの隕石が衝突して月ができたという「巨大隕石衝突説」だ。学者たちはギリシャ神話の月の女神セレネ(Selene)の母親の名にちなんで、この隕石を「テイア(Theia)」と名づけた。 この説は、衝突によってテイア全体と原始地球のマントルの大半が溶解、蒸発し、その後冷えて凝集したものが月になったと主張するもので、月が太陽系の衛星中で5番目に大きく、地球の4分の1程の大きさがあり、しかも地球からわずかしか離れ

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  • 人類が次に目指す宇宙「ケンタウルス座アルファ星」に、地球サイズの惑星発見! : サイエンスジャーナル

    太陽系から一番近い星に系外惑星を発見 キュリオシティが火星へ行き探査を続けている。火星に生命が存在するかどうかを調査するためだ。すでに水が流れた川の跡を発見した。今から40億年前の太古の時代には海と陸地が存在していたことが確実視されている。現在はなぜ海がないのかまだわかっていない。 キュリオシティは17台のカメラと、高性能の分析装置を備えており、まるで地球にいるかのようにして、火星を調査している。生命の存在、または生命が存在したことはほぼ確実だと考えられる。キュリオシティの分析結果が楽しみだ。 さて、火星への有人調査も計画されている。宇宙への夢は広がるばかりだ。やがて人類は太陽系を自由に調査する時代が来るだろう。少し気が早いが、太陽系の次の目標を考えると、当然、最も近い恒星になるはずだ。それが、ケンタウルス座のアルファ星である。 今回、太陽系から最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星

    人類が次に目指す宇宙「ケンタウルス座アルファ星」に、地球サイズの惑星発見! : サイエンスジャーナル
  • コーヒーは健康に良い?悪い?コーヒーに秘められた医学的な効能について : サイエンスジャーナル

    コーヒーは健康に良い?悪い? コーヒーのなる木は、アカネ科の常緑樹。サクランボに似た果実の中にある種子の部分がコーヒー豆になる。世界で初めてコーヒーを焙煎で飲み始めたのは、13世紀ごろのアラビア地方の人々だが、彼らはコーヒーを薬として飲んでいた。コーヒーが体に良い効果があることをすでに知っていた。17世紀にはヨーロッパ全土に伝わる。 コーヒーの成分には、カフェインやポリフェノールであるクロロゲン酸などが知られいる。カフェインには、眠気冷ましなどの興奮作用、尿の排出を促す利尿作用などの効果があり、「集中力をアップし、計算能力を高める」「運動能力を向上させる」という研究結果が出ている。また、「自律神経の働きを高める」ので、コーヒーを飲むと体脂肪の燃焼が促進するのではないかと、そのダイエット効果に期待が寄せられている。 クロロゲン酸は、コーヒーの褐色や苦味、香りのもととなっており、がんや糖尿病、

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  • サクラの新品種誕生!重イオンビームによる変異誘発と放射線育種について : サイエンスジャーナル

    サクラの新品種「仁科春果」と「仁科小町」 理化学研究所(理研)は9月19日、サクラ育種家である山形市のJFC石井農場の石井重久氏と共同で、仁科加速器研究センターの理研リングサイクロトロンから発生する「重イオンビーム」による「変異誘発技術」を用いて、サクラの新品種として「仁科春果(にしなはるか)」と「仁科小町(にしなこまち)」の2品種の作出に成功したと発表した。 2006年に研究グループは、花の大きさが3.0~3.5cm、花弁数は21~50枚の八重咲きのサクラ「春月花」の枝に炭素イオンを照射し、接ぎ木をして開花した照射集団内で自然に受粉させ、後代の種子を獲得。2009年になってその種子をまき、2012年4月、開花した集団から2つのサクラ新品種を作出することに成功した。 1つは、花の大きさが春月花に比べて4.1~4.2cmと大きく、花弁数が23~25枚と安定した八重咲きの仁科春果だ。もう1つは

    サクラの新品種誕生!重イオンビームによる変異誘発と放射線育種について : サイエンスジャーナル