映画『サカサマのパテマ』のイメージビジュアル見て、最初に思ったのは「女の子をぎゅってできるっていいなー」でした。 いやだってそうでしょう。このもこもこの防護服のかわいい女の子、ぎゅってしたいわー。 しかし、映画を見終わって、思いました。 絶対、離さない。 死んでも、彼女のことを離したくない。 この感覚、あれだ。ゲームの『ICO』だ。 『ICO』は、女の子と手をつないだまま脱出するゲーム。女の子が怖がってドキドキする度にアナログパットが心臓の鼓動のように振動します。 不安さがダイレクトに伝わるので「ぼくは君の手を、絶対離さない」と、少年心に火がつくゲームでした。 ほんと似てるなーと思ったら、音楽をやっているのがまさに『ICO』の大島ミチル。わー! やっぱり。 『ICO』や『MYST』や『Portal』などのような、移動することへの不安感と冒険心をくすぐる映画、それが『サカサマのパテマ』です。