中国漁船の違法操業を取り締まっていた韓国の海洋警察官が殺害された事件で、韓国の裁判所が2012年4月19日、中国人船長に懲役30年を言い渡した。これを受け、中国のネットでは韓国を非難する書き込みが大量に寄せられている。 国内外の報道をまとめると、判決を下された程大偉被告は2011年12月、黄海の韓国側の排他的経済水域で許可無く操業。拿捕しようとした韓国の海洋警察官に刃物で斬りつけ、1人を殺害、1人に重傷を負わせた。 中国政府「判決は受け入れられない」 韓国の仁川地裁は、判決理由として「被告の違法操業を取り締まった警察官が命を落とし、家族はもちろん、全国民を衝撃と悲しみに陥らせ、怒りを抱かせた」と説明。再発防止のため「断固たる責任追及は逃れられない」とした。検察側は当初死刑を求刑していた。 その他の中国人船員9人についても、仁川地裁が2012年4月19日に懲役1年6か月から5年の判決を言い渡