児童42人に平手打ちや足でけるなどの体罰を加えたとして、福岡市教委は4日、同市城南区の市立小学校の男性教諭(41)を戒告処分にした。 市教委によると、4月27日に体育館であった5年生3クラスの体育の授業中、学年主任の教諭が、3日前の遠足に学校配布のおやつ以外の菓子を持ってくるなどした児童に起立を求めた。41人が立ち上がったため、男性教諭は児童の間を走りながら、手のひらや甲でほおを1回ずつたたいた。態度が不まじめだとして、別の男児1人の足もけった。児童らにけがはなかった。 教諭は市教委に対し「感情的になってたたいてしまった」と話しているという。 また、市教委は管理監督責任を問い、50歳代の女性校長を厳重注意処分とした。