「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は20日、熊本市内で記者団の取材に応じ、橋下氏の出自を題材にした連載を「週刊朝日」が中止し朝日新聞が謝罪コメントを発表したのを受け、記事掲載以降続けていた朝日新聞グループに対する取材拒否を解除する意向を示した。 橋下氏は取材拒否を解除する理由について、「ああいう風に発表されたので」と掲載中止やお詫びのコメントを一定評価したが、「今回被害は(目に)見えていないかもしれないが、被害はある。あとはメディアがどこまで自浄作用を働かせるか、見せてもらいたい」とも述べ、今後は記事掲載の経緯などの検証に期待するとした。 「週刊朝日」発行元の朝日新聞出版は19日、2回目以降の連載中止を決定したと発表。河畠大四・週刊朝日編集長は「不適切な記述を掲載した責任は当編集部にあり、再発防止に努める」、朝日新聞広報部も「同和地区などに関する不適切な記述で橋下市長をはじめ、多くの方々