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ブックマーク / realsound.jp (18)

  • ケンイシイが見据える、テクノシーンでアルバムを出す意味 「DJとして売れるためには、アルバムは全然必要なくなってる」

    ケンイシイが見据える、テクノシーンでアルバムを出す意味 「DJとして売れるためには、アルバムは全然必要なくなってる」 ケンイシイがFlare名義の新作『Leaps』をリリースした。ケンイシイ自身が音源制作はもちろん、CDのプレス、グッズ制作、デザインのディレクション、公式販売サイト立ち上げまでひとりでやるという完全自主制作態勢で作られたアルバムで、公式ショップでのメールオーダーと、出演イベントでの即売のみの発売となっている。 Flareは1996年に始まったイシイの別名義で、ダンス・ミュージックとしてのテクノにこだわらないフレシブルな形態のエレクトロニック・ミュージックをやるというコンセプトである。2013年リリースの『Dots』が17年ぶりのFlere名義の作品で、今回の『Leaps』はそれ以来のアルバムだ。イシイはBeatportなどダンス・ミュージック専門の配信サイトで、Ken Is

    ケンイシイが見据える、テクノシーンでアルバムを出す意味 「DJとして売れるためには、アルバムは全然必要なくなってる」
    warriorking
    warriorking 2015/09/12
    ケンイシイが見据える、テクノシーンでアルバムを出す意味 「DJとして売れるためには、アルバムは全然必要なくなってる」 - Real Sound|リアルサウンド
  • 真部脩一が考える、“相対性理論”以降のポップミュージック「やり残したことがあると感じている」

    かつて相対性理論でベーシスト兼コンポーザーを務め、現在は10人組のブルータル・オーケストラVampilliaのメンバーとしても活躍するポップマエストロ=真部脩一が、ついに“ポップス”へと舵を切り始めた。今回リアルサウンドでは、全メディア初となる真部への単独インタビュー取材が実現。あらためて真部のキャリアを振り返りつつ、彼がポップ・シーンで“やり残したこと”、相対性理論のコンセプトとその後の展開、さらには今後始めるという新プロジェクトの内容などについて、示唆に富んだ発言を聞くことができた。(編集部) 「既存のゲーム内でどう自分の誇大妄想を実現させようか、というワクワクが原動力」 ――初の単独取材ということで、まずはキャリアについての質問をさせてください。そもそも真部さんが音楽を始めたきっかけとは? 真部脩一(以下:真部):幼少期の話をすると、父が音楽好きで家に楽器があるような家庭だったので、

    真部脩一が考える、“相対性理論”以降のポップミュージック「やり残したことがあると感じている」
  • テイ・トウワが語る、トレンドを超えた音楽の作り方「アンテナが錆びてても必要な電波は入ってくる」

    テイ・トウワが通算8枚目となる新作アルバム『CUTE』を7月29日にリリース、先行配信を7月1日よりスタートする。細野晴臣、高橋幸宏、砂原良徳、LEO今井、UAなど多彩なミュージシャンを迎えて制作された同作は、まさに“CUTE”と形容したくなる繊細かつ魅惑的なダンスミュージックが展開されている。今回は、音楽評論家の小野島大氏がテイ・トウワ人を直撃。アルバムの制作背景や軽井沢での生活、自身のDJスタイルやリスナーとしての感覚に起きた変化などを語ってもらった。(編集部) 「今までと同じスキームでいいのか疑問を持った」 ――今回、マスタリング・エンジニアが新しい人なんですね。 テイ:そうです。『LUCKY』(2013年)とその前の『SUNNY』(2011年)『BIG FUN』(2009年)は、ニューヨークのステアリング・サウンドのグレッグ・カルビとやってました。もともとはジョン・レノンやトーキ

    テイ・トウワが語る、トレンドを超えた音楽の作り方「アンテナが錆びてても必要な電波は入ってくる」
  • クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」

    ミトは、ある種のランナーズ・ハイの状態にあるのかもしれない、と思った。こちらの質問に対して、そんなこともわからないのかと言わんばかりに呆れたような表情を見せながら、畳みかけるように饒舌に語り続ける。その話はある種の衝撃だった。 クラムボンが結成20周年を迎え、5年ぶりのアルバム『triology』をリリースする。9枚目のアルバム。彼らのバンドとしての個性もスタンスもすっかり確立されているはずなのに、しかし、このアルバムは、これまでの作品とはまったく違う意識で作られているようだ。何度も取材して気心が知れているはずのミトの変貌は、いつもと同じつもりで呑気にインタビューしにいった僕を戸惑わせるには十分だった。 彼と話していて思い出したのは、約20数年前、テクノにはまったころの自分。耳が変わり、意識が変わり、聴くものもすべてが変わって、それまで聞いていた旧来のロックみたいなものがすべて聞けなくなっ

    クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」
  • ヒャダインが明かす、人気音楽作家となるまでの日々「動画サイトで自分は間違っていないと確認できた」

    音楽を創る全ての人を応援したいという思いから生まれた、音楽作家・クリエイターのための音楽総合プラットフォーム『Music Factory Tokyo』が、ヒャダインのスペシャルインタビューを公開した。 同サイトは、ニュースやインタビュー、コラムなどを配信するほか、クリエイター同士の交流の場を提供したり、セミナーやイベント、ライブの開催など様々なプロジェクトを提案して、未来のクリエイターたちをバックアップする目的で作られたもの。コンテンツの編集には、リアルサウンド編集部のある株式会社blueprintが携わっている。リアルサウンドでは、今回公開されたヒャダインのインタビュー前編を紹介。同記事では、歌手としてもメジャーデビューする一方で、ももいろクローバーや郷ひろみなどの幅広いアーティストを手掛け続けている彼に、作家を目指したきっかけや影響を与えた音楽、多忙な毎日の過ごし方などについて話を訊い

    ヒャダインが明かす、人気音楽作家となるまでの日々「動画サイトで自分は間違っていないと確認できた」
  • スチャダラパーが語る“味”ありきのヒップホップ論「カッコよくするだけだったら誰でもできる」

    2015年にデビュー25周年を迎えるスチャダラパーのニューアルバム『1212』が、スチャダラパーとSPACE SHOWER MUSICによる新レーベル「ZENRYO RECORDS」から1月28日にリリースされる。同作は、2009年リリースの『11』以来、約6年ぶりとなるオリジナルアルバム。新曲群に加え、チャットモンチーとのユニット“スチャットモンチー”による「M4EVER」や、清水ミチコとの共作曲「Off The Wall」、ロボ宙とかせきさいだぁを迎えた「ワープトンネル」など、インディーズ活動の中で自主制作盤として発売した楽曲からピックアップしたものが収録されている。今回リアルサウンドでは、スチャダラパーにインタビューを実施。聞き手には、10年ぶりのスチャダラパー取材という音楽評論家の小野島大氏を迎え、インディーズ活動を通して味わった体験やスチャ流ヒップホップのあり方、今後の展開などを

    スチャダラパーが語る“味”ありきのヒップホップ論「カッコよくするだけだったら誰でもできる」
  • トライセラ和田×バイン田中が語る、ロックバンドの美学(前編)「お互い違う場所で切磋琢磨してきた」

    ともに97年デビュー、変わり続ける音楽シーンの中で独自のスタンスを守りながらサヴァイブを続けてきたTRICERATOPSとGRAPEVINE。デビュー当時はライバルと目されたこともあったが、いまや互いに認め合う関係となった両バンドのフロントマン、和田唱と田中和将の特別対談が実現した。 TRICERATOPSは『SONGS FOR THE STARLIGHTS』(12月10日リリース)、GRAPEVINEは『Burning Tree』(1月28日リリース)と、新たな環境での新作を作り上げた両者。前編となる今回は、お互いの出会いやルーツから音楽シーンの変化、そしてバンドを続けてきた原動力を語ってもらった。 「(GRAPEVINEは)自分たちに近い人たちなのかなって印象があったな」(和田) ――お二人が最初に出会ったのって、いつ頃のことですか? 田中和将(以下、田中):たしかデビュー前だったよね

    トライセラ和田×バイン田中が語る、ロックバンドの美学(前編)「お互い違う場所で切磋琢磨してきた」
  • 並木優がDTMとDJにのめり込んだワケ「いつも音楽のおかげで頑張れる」

    オリコンチャートを席巻した恵比寿マスカッツや、名曲「夢花火」をリリースしたつぼみなど、10年代に入っていわゆる「セクシー女優」による音楽活動は認知度、そしてその質においても驚くべき進化を遂げている。 古くは1980年代に天才クリエイター中村D児氏による「We are the world」へのアンサーソングや、孤高のドキュメンタリスト平野勝之監督とのコラボで数々の傑作生み出した故・林由美香嬢のカセットシングル曲など、業界は黎明期より音楽への興味深いアプローチを重ねてきたが、そのほとんどは彼女達をシンガーとして起用した作品だった。 しかし、人気セクシー女優として活躍する並木優は、シンガーとしてだけではなく、自らDAW(音楽制作用のPCソフト)を駆使し、トラックメイクまで手がけている「DTMer」である。セクシービデオの歴史30年近くを見渡しても、そんな女優は彼女の他に思い当たらない。 そこで今

    並木優がDTMとDJにのめり込んだワケ「いつも音楽のおかげで頑張れる」
  • 細野晴臣が“音楽の謎”を語る「説明できない衝撃を受けると、やってみたいと思う」

    世界各地の土地柄と音楽について語り尽くした新著『HOSONO百景』(河出書房新社)の刊行を期に行った細野晴臣へのインタビュー後編。1940年代音楽の”再発見”など、ポピュラー音楽の豊かな鉱脈について語った前編に続き、後編では自身のキャリアを振り返りつつ、リズムに対する考え方や、音楽における"謎”について含蓄あるトークを展開してもらった。聞き手は小野島大氏。(編集部) 「僕がやってきた時代を通して、ずっと少数派でした」 ――文化の継承という点でいえば、この書にも、今の日音楽家はルーツの意識が薄らいでいるんじゃないかということを述べられてますよね(21P)。異文化を受け入れて自分のものにしていくという過程が欠如してるんじゃないか、と。 細野:まあそれも何にも知らないで言ってる意見なんで、実際はどうなんだか。昨日テレビ見てたら、リトル・リチャードに影響受けたような若いバンド…名前忘れちゃった

    細野晴臣が“音楽の謎”を語る「説明できない衝撃を受けると、やってみたいと思う」
  • 坂本慎太郎はなぜ“人類滅亡後の音楽”を構想したか「全体主義的なものに対する抵抗がある」

    2010年3月に惜しまれつつ解散したゆらゆら帝国のフロントマンであり、2011年よりソロ活動を展開している坂慎太郎。5月28日にリリースするソロ2ndアルバム『ナマで踊ろう』は、「人類滅亡後に流れている常磐ハワイアンセンターのハコバンの音楽」というテーマで制作されたという。ベースを軸とした浮遊感のある楽曲に、アイロニカルで寓話的な歌詞が乗り、終末的でありながらも、どこか明るい雰囲気を生み出している。今回のインタビューでは聞き手に音楽評論家の小野島大氏を迎え、作の制作プロセスから楽曲に込めたイメージ、さらにはライブを行わずに独自のペースで活動を続ける理由について、じっくりと語ってもらった。(編集部) 「曲がほとんどベースで決まるんだなっていうのが改めてわかった」 ーー2年半ぶりの新作です。構想2年ということなんですが、どういう形で今作の制作は始まったんでしょうか。 坂:1曲ずつ作ってい

    坂本慎太郎はなぜ“人類滅亡後の音楽”を構想したか「全体主義的なものに対する抵抗がある」
  • 初音ミクはいかにして真の文化となったか? 柴那典+さやわかが徹底討論

    柴那典×さやわか 『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』刊行記念対談(前編) 2014.04.14 13:00 音楽ライターの柴那典氏が、初音ミクや同人音楽などボーカロイド文化の隆盛について、音楽史的な視点から考察した著書『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)が4月3日に発売された。今回リアルサウンドでは、同氏が先日4月6日に五反田のゲンロンカフェで行った、物語評論家のさやわか氏とのトークセッション『★さやわか式☆現代文化論 第6回『初音ミクの真実!』さやわか×柴那典』の模様を取材。テレビとネットの境目で発生しているコンテンツの移り変わりや、同人即売会におけるCDの売れ行きなど、様々な話題を存分に語り合った。 「30代より上と10代前半でものすごい文化の断裂がある」(柴) さやわか:こののおかげで、初音ミクについてわざわざ説明しなくても「読んでおいてね」で済むようになったので、非

    初音ミクはいかにして真の文化となったか? 柴那典+さやわかが徹底討論
    warriorking
    warriorking 2014/04/15
    初音ミクはいかにして真の文化となったか? 柴那典+さやわかが徹底討論(1/4) - Real Sound|リアルサウンド
  • 大友良英『題名のない音楽会』でノイズ語る「当時のスタンダードからするとビートルズはノイズ」

    昨年は大ヒットドラマ『あまちゃん』(NHK系)のオープニング、劇中音楽を手がけ、第55回日レコード大賞作曲賞を受賞を受賞するなどして、一躍人気者となった作曲家、大友良英。彼が4月13日放送の『題名のない音楽会』に出演し、自身のルーツとなる音楽や、彼自身の音楽観について語った。 冒頭、番組から「ノイズ・ミュージックの世界的権威でもある」と紹介された大友。司会の佐渡裕から「ノイズ・ミュージックを一言で言うと?」と質問された大友は「一言では言えないですが......ジャンルというよりは考え方というか。よくわからないところがまた面白い」と語った。 今回の放送では、大友良英が影響を受けたノイズ・ミュージック3曲を紹介。まず大友が1曲目に挙げたのは、ジミ・ヘンドリックスの「The Ster Spangled Banner」。『ライブ・アット・ウッドストック』の映像を見て、「かっこいいな」と思ったそう

    大友良英『題名のない音楽会』でノイズ語る「当時のスタンダードからするとビートルズはノイズ」
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    warriorking 2014/04/15
    大友良英『題名のない音楽会』でノイズ語る「当時のスタンダードからするとビートルズはノイズ」(1/3) - Real Sound|リアルサウンド
  • ホルモンとももクロの共通点とは? マキタスポーツが「人気曲の構造」を分析

    ミュージシャン、俳優などでも活躍するマキタスポーツ氏のインタビュー後編。前編【「ポップスには種も仕掛けもある」マキタスポーツが語る“ヒット曲の法則”】で、J-POPを構造分析し始めた理由、パクリ問題について語ってもらった。後編ではマキタ氏ならではの視点から、構造分析をうまく理解できていると思うミュージシャンについてや、現代の音楽シーンについて語ってもらった。 ――問題提議をしていくなかで、構造を理解して上手く作っているなと思っているミュージシャンとは? マキタ:凄いなって思うのはマキシマム ザ ホルモン。彼らがやっているのはハードコアやメタルと呼ばれる音楽なんですけど、その構造を分解して、うまく組み合わせることで、J-POPにしてるんですよね。だからデスボイスの入る曲がチャートで1位になっている(笑)。 彼らの曲はアトラクション性が豊かで、みんなが楽しめる。ヘドバンをする時間とかも顧客のた

    ホルモンとももクロの共通点とは? マキタスポーツが「人気曲の構造」を分析
  • 「俺らこそが真のパンクや!」中川敬が振り返る、初期ソウル・フラワー・ユニオンの精神

    ソウル・フラワー・ユニオン初の評伝『ソウル・フラワー・ユニオン 解き放つ唄の轍』(河出書房新社)が刊行された。彼らを追いかけ続けたフォトグラファー/音楽ジャーナリストの石田昌隆・著による渾身の一作である。「音楽は、ミュージシャン個人の内面から出てきたものより、ミュージシャンを媒介して、ひとかたならない現実の断片が吹き出してくるところを捉えたもののほうがズシンと伝わってくる」(書より)という著者の音楽観が明かされ、それを体現する存在としてのソウル・フラワー・ユニオンが描かれる。阪神淡路大震災、東日大震災、寄せ場、韓国、東ティモール、パレスチナ、アイルランド、辺野古、そして官邸・関電前と、世界中のさまざまな現場と関わり、世界中のさまざまな音楽と交わることで形作られ、いまもなお変容し続ける稀代のミクスチャー・バンドの現在に至る道を鮮やかに照らし出した、必読の一冊である。 今回の取材では、同書

    「俺らこそが真のパンクや!」中川敬が振り返る、初期ソウル・フラワー・ユニオンの精神
  • 「DJに求められるものが違う」瀧見憲司が語る、海外のクラブ現場事情

    を代表するベテランDJで あり、自ら音源制作を手がけるアーティストであり、インディ・レーベル「クルーエル」のオーナーでもある瀧見憲司。昨年秋に6年ぶりのミックスCD『XLAND RECORDS presents XMIX 03』をリリースした彼に、クラブ・カルチャーの変遷と現状、DJとしてのこだわり、そしてJ-POPカ ルチャーとの距離感などについて存分に語ってもらった。 筆者が瀧見と知り合ったのは彼がまだ20歳 そこそこで『フールズメイト』誌編集部で働いていたころに遡る。久々にじっくり話した彼は、それから25年以上がたっても、元ジャーナリストらしい冷静かつシャープで明晰な視点を失っていないのが嬉しかった。 ――ー昨年「HigherFrequency」 のインタビューで、「海外のいろんなところでやる機会が増えて、日人としてというか人間としての弱さも実感するけど。どうしても越えられない

    「DJに求められるものが違う」瀧見憲司が語る、海外のクラブ現場事情
  • 「小室哲哉は地方のマーケットを見抜いた」速水健朗がJPOP激動期としての90年代を分析

    TRF『TRF 20th Anniversary BEST SINGLE Collection × EZ DO DANCERCIZE (ALBUM+DVD)』(avex trax) 先日、新著となる『1995年』を出版した速水健朗氏。同書では戦後史の転機となったこの年の出来事を政治・経済・社会・文化と「横に読むこと」に試みている。前回のインタビュー『速水健朗が語る"1995年”の音楽シーン「中間的な領域に面白い音楽がたくさんあった」』では当時の東京における音楽シーンについて語ってくれた彼に、今回は地方の状況とヒットチャートの関わりについての話を中心に訊いた。 ――1995年に最も売れたシングルはDREAMS COME TRUEの『LOVE LOVE LOVE』でした。 速水健朗(以下、速水):ドリカムは出てきたときと売れてきたときで印象が異なる存在で、「うれしはずかし朝帰り」で出てきた時は

    「小室哲哉は地方のマーケットを見抜いた」速水健朗がJPOP激動期としての90年代を分析
  • ザ・スミスの後継者はなぜ生まれない? 伝説的UKバンドの「特異な音楽性」に迫る

    小野島大の「この洋楽を聴け!」第8回:ザ・スミス/ゲスト:ヤマジカズヒデ、筒井朋哉 2014.01.02 16:50 今回は80年代の英国ロックにあまりに大きな足跡を残したザ・スミスを取り上げます。 ザ・スミスはニューヨーク・ドールズ・ファン・クラブの会長だった文学青年モリッシー(vo)と、当時まだ10代ながらすでにギタリスト/作曲家としてキャリアを積んでいたジョニー・マー(g)を中心に1982年結成。パンク/ニュー・ウエイヴ・ムーヴメントが一段落した英国マンチェスターにて活動を開始し、1983年にデビュー、1987年の解散までに4枚のオリジナル・アルバムと17枚のシングルを発表しました。モリッシーのねじれたユーモア感覚と毒に満ち、労働者階級の若者の心情を切実に投影した歌詞と、マーの表情豊かで美しいギター・サウンドが融合した世界で、特に英国では大きな支持を集めました。 いつもとは趣向を変え

    ザ・スミスの後継者はなぜ生まれない? 伝説的UKバンドの「特異な音楽性」に迫る
  • 横山健が語る、これからのレーベル運営術「そもそもレコード会社なんてのは隙間産業なんだ」

    90年代、Hi-STANDARDのギター・ボーカルとしてパンクブームを牽引した横山健。現在はBBQ CHICKENSやソロ名義のKen Yokoyamaとして活動をするだけではなく、PIZZA OF DEATH RECORDSの代表取締役社長として、若手バンドの発掘・育成にも力を入れている。今やインディーズ界のトップランナーとなった彼は、混迷する昨今の音楽シーンについてはどのように捉えているのだろうか。ロングインタビューの前編では、CDが売れない現状と、その中でのレコード会社が担う役割まで、ざっくばらんに語ってもらった。聞き手は、3年前にもレーベル運営について横山健に取材した経験を持つ、音楽ライターの石井恵梨子氏。(編集部) ――以前、音楽業界が危機的状況だ、我々はこの先がない斜陽の産業にいるんじゃないか、という話をしたのが2010年の夏でした。 横山:もう3年前なんだ。当時はほんと「この

    横山健が語る、これからのレーベル運営術「そもそもレコード会社なんてのは隙間産業なんだ」
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