インターネット上には、「良い姿勢」を保つためのアドバイスが数えきれないほどあります。そのようなアドバイスを読んでいると、まるで自分が悪い姿勢に捕らわれているような気持ちになります。しかし、それのどこが悪いというのでしょう? 姿勢が悪いと筋肉が硬くなったり、弱くなったり、新しい「良い姿勢」を窮屈に感じたりします。しかし、このような良い姿勢は、日々の生活において必ずしも理想的ではありません。 人間は、ずっと座ったり立ったりして1日を過ごしているわけではありません。荷物を運ぶ時に変な体勢になったり、物を拾う時に屈んだり、スキップしたり、ジャンプしたり、運動をしたり、身体はありとあらゆる動きをします。「悪い姿勢」を続けると身体が徐々に消耗するので、引っ張ったり、ねじったり、変わった動きをすることが多いジムの運動などでは怪我をしやすくなります。 したがって、身体が痛くなるような姿勢だけを意識するので