JR東日本の冨田哲郎社長は記者会見で、東京都心と羽田空港を結ぶ新たな鉄道路線を検討していることを正式に明らかにしたうえで、将来的には上野を経由して水戸や宇都宮方面と羽田を結ぶ方針も示しました。 この中で冨田社長は、「東京駅から羽田空港へ直通で入るルートの勉強をしている。現在休止中の貨物線を活用し、貨物ターミナルの辺りから地下に入るルートで、空港の下の路線敷設が可能か調査をしている」と述べ、都心と羽田空港を結ぶ新たな路線の検討に着手したことを正式に明らかにしました。 そのうえで「仮に東京駅から直通ルートができれば、来年春に完成する『上野東京ライン』で水戸、宇都宮、高崎といった北関東から羽田へ運行することも可能だ」と述べ、将来的には上野から東京へ乗り入れる新線を経由して水戸や宇都宮などの北関東と羽田を結びたいという考えを示しました。 羽田へのアクセスを巡っては、都心にトンネルを造って東西の私鉄