Windowsの印刷スプーラーサービスに存在する既知の脆弱性を突いて、ネットワークプリンタに意味不明の文書を印刷させてしまう新手のワームが見つかった。 米Symantecは、ネットワークプリンタに意味不明の文書を印刷させてしまう新手のワームが見つかったと伝えた。このワームはWindowsの印刷スプーラーサービスに存在する既知の脆弱性を悪用しているという。 印刷スプーラーサービスの脆弱性は2010年に発覚し、Microsoftが同年9月の更新プログラム(MS10-061)で修正済み。それにもかかわらずSymantecには複数の顧客から、ネットワークプリンタで文書が勝手に印刷されるとの報告が寄せられているという。 Symantecはこのワームを「Printlove」と命名。更新プログラム適用の有無による動作の変化を検証する目的で、2台のコンピュータがネットワークプリンタを共有するネットワークを
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