会員制交流サイトで他人のIDとパスワードを利用したとして、宮城県警が5月に不正アクセス禁止法違反の疑いで、千葉県の小学5年の女子児童(10)を補導、児童相談所に通告していたことが8日、宮城県警への取材で分かった。 県警によると、女児は昨年9月、自分に似せたキャラクターを作りゲームやチャットなどを楽しむサイト「アメーバピグ」で、宮城県に住む女子中学生のパスワードを聞き出した上で不正アクセスし、パスワードを変更して使用した疑い。 女児は複数の相手のパスワードを聞き出し、不正にアクセスしていたとみられる。捜査関係者は「いたずら感覚でアクセスを繰り返していたようだ」としている。 県警生活環境課は「不正アクセス事件は低年齢化の傾向が顕著になっている。家庭でネット上でのモラルや危険性をしっかり教える必要がある。警察にも気軽に相談してほしい」としている。