米トレンドマイクロは2012年6月3日、悪質なPowerPointファイルを確認したとして注意を呼びかけた。脆弱性を突くFlashファイルが埋め込まれているため、PowerPointのファイルを開くだけで、パソコンを乗っ取られる恐れがあるという。 今回同社が警告したPowerPointファイルは、メールに添付されて送られてくるという。ファイルの拡張子はppt。このPowerPointファイルには、Flash Playerの脆弱性を悪用するFlashファイルが埋め込まれている(図)。 このため、脆弱性のあるFlash Playerをインストールしているパソコンでは、このPowerPointファイルを開くだけで被害に遭う。具体的には、Flashファイル中のプログラムが動き出してウイルス(マルウエア)を生成。ウイルスはそのパソコンを乗っ取り、攻撃者の命令に従って動作する。 同時に、ウイルスは無害
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