クラウドサービス利用においてセキュリティ面でも注目を集めているシングルサインオンとアカウント管理。クラウドならではの対策だけではなく、企業内のシステムと同様の対策を取ることも多く存在する。クラウドサービス利用時に使われている認証連携とアカウント管理の技術について、実装方法やこれからの方向性を含めて解説する。 クラウドの普及で浮上するセキュリティ課題 昨年の2010年は、クラウドが確実に浸透し始めた1年であった。Google AppsやSalesforce.comといったクラウドの概念をつくりあげてきたサービスは日本国内でも順調に顧客を増やし、Microsoftも1月に独自のクラウド基盤であるWindows Azureを開始させた。 著者が所属する伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)でも「cloudage」という統一されたブランド名を発表し、そのサービス数を増やそうとしている。日々の案件で
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