大阪府内のJR阪和線で昨年、信号が赤のまま変わらなくなるトラブルが相次いだ事件で、大阪府警捜査1課は6日、業務妨害容疑で、神戸市北区、JR西日本グループ会社の「西日本電気システム」社員福本明容疑者(30)を逮捕した。 逮捕容疑は昨年12月7日午後4時15分ごろ、阪和線東貝塚駅の信号機器室で配線用のブレーカーを落として電源供給を停止させ、進行中の列車を停車させるなど業務を妨害した疑い。 捜査1課によると、福本容疑者は容疑となった信号トラブルの発生後、復旧作業にあたっていた。同容疑者は「信号機器室を確認していたら配線が抜けた」と犯意を否認している。同課は任意の事情聴取を続けていたが、ブレーカーを落としたことを認めたため逮捕に踏み切った。 東貝塚駅近くの駐車場に設置された防犯カメラに、福本容疑者が会社で使っていた車が写っていた。福本容疑者は出勤日で、トラブル発生直後に東貝塚駅の近くにいたため、会